先日。
叔母と食事がてら鑑定をしたのですが、彼女が気になるのは自分の事よりも専ら娘。
つまり私の従姉妹の星です。
従姉妹は仕事はしているものの、いわゆる定職?
というんですかね。
どこかの企業に入って長く勤めるでもなく、
転職が多くとも資格があるわけでもない。
職種はその時によりますがアルバイトのような仕事を続けているので、ここが叔母にとっては心配の種のようでした。加えてまだ実家住まいです。
私が甘やかしたから。
と叔母は言いますが、たしかに彼女は
・月と木星が合
・太陽はノーアス、ベスタ合
・金星と木星がスクエア
・ミッドポイントではアセンダント/MC=セレス
甘やかしたというか、できる事はなんでもしてあげたいと思っただろうし、そうしないと気が済まないような所があるのだと思います。加減がわからなくなるというか。
従姉妹の星を見てみると。
定職に就かない。というのは彼女なりの生き方であって、そこは親であろうとも介入できない部分があるかと思いますが、育て方を間違ったかのような言葉を紡いではいましたが
従姉妹の金星は4ハウスに入っているので、愛されて育った事がよくわかります。
愛情の形というのは、子が望むものと親が与える形ですれ違っているなんて事も少なくはありません。
まさに親の心、子知らず。
しかし、4ハウスというのはホロスコープの底になっているICから始まりますので
その人の当然とする所が出るものです。
サインは乙女座なので、やることなすこと細かいことが目に付いたりして色々言っていたと思いますし、甘やかすばかりではなかったでしょう。
その人の美、トキメキ、好みを示す金星が4ハウスにいるという事は、つまり家の居心地がとても良い。ということですので、
4ハウス金星だけでは言い切れませんが彼女の場合は自立してこそ。のような星にもともとなっていません。
実家に居るのは出る理由がないからだし、親からしてもらったり、ほしいものを与えてもらう事は家族として当然のことという認識なだけです。
叔母は今年で定年を迎えますが、自分はいつまでも元気でお金を稼げるわけでもないのに、
私がいなくなったら一体どうするのか。
ここが気になっているようでした。
親なら誰しも一度は思う所でしょう。
従姉妹の星で言うのなら、まだ中年の危機が来ていません。
今プログレスの月が11ハウスを進行中。
誕生日を迎えるあたりで12ハウスに入るでしょう。
ハウスの大きさから想像するに、アセンダントに行くまでに約3年。
しかも彼女の12ハウスは牡牛座から始まっていますので、ますます家に居つくのではないかと思われます。
アセンダントを通った頃から、中年の危機が始まります。
普通は1ハウスにP月が入れば重みが取れてスッキリするのに、
海王星のスクエアで迷いが生じ、休むことなく冥王星のクラッシュがなんと5回。
続けざまに天王星のオポジションで刷新が入るわけです。
この間に彼女のアセンダントを天王星が通りますので、いつまでも実家にいて定職にも就かずに親のスネを~
ではいられないでしょう。
愛されて育った記憶というのは、その人にとって何よりの強みになると私は思います。
特に女の子は、たくさん愛情をかけて、大事に育ててあげてほしいです。
これは私が男性に厳しいからというのではなく、男性は守られるより守る感覚を身につけてほしいし、女性は逆であってほしいと思うからです。
性差の違いを思えば、これは当然のことではないでしょうか。
甘やかされて育つのは、決して悪いことではないです。
自立するのも、しないのも、親が決める事ではなく子供に選択権があってほしいと切に思いますが、
限度もあるのだという親側の思いもわからなくもないです。
故に悩むのでしょう。
本人が星をどう活かすかは、まさに本人次第なので、言ってどうにかなるものでもないし、
その段階は年齢から考えてもとうに過ぎているので、出番はないわけです。
できれば信じて見守ってあげてほしいと思います。
叔母も叔母でそれができる星ではないので悩む。という無限のループですが。
たしかに叔母の言う通りで、実家から出たことがなく、いつまでも自立しないのは甘いのかもしれませんが、
家に居場所がなく、一日も早く成人して家を出るしかないと思っていた人からみたら(私のことかな
)
ずっと恵まれていますし、こんなに頭を悩ませるほど親に心配してもらえる従姉妹の事がとても羨ましく、眩しく感じるのです。
いくつになっても親に心配してもらえる環境にいるということも、
従姉妹の金星4ハウスがよく出ているなと思うのでした。
