ミッドポイントで大事なのは、接触のある/なしではありません。
ネイタルで見た時、なにかの軸に天体の接触があり、特にハーモ4(直接)の場合は
鑑定でも「わかります」「その通りです」と仰っていただけるほどに、体感を得やすいです。
例えば自分は太陽/月=木星/アセンダントになっていますので、
いつどんな時も、結局のところはうまくいくし、何とかなるよね。
みたいなことを冗談抜きで思うんですよ。
しかも、焦ってピンチな時ほど絶対大丈夫。と自分に言い聞かせてしまいます。
何とかなってきたからこう思うのか、大丈夫と思う事で余計な力が抜けるから、結果として大事に至らないのか。
卵が先か、鶏が先か。
接触が太陽/月=木星であったなら、木星の大丈夫が先に来ていましたが
軸と軸なので、少し意識しにくいです。
でもなんだか知らないけど運がいいよね。とは思いますし、
この「よくわからないけど」という体感にはアセンダントっぽさを感じます。
反対に、接触がない場合。
ミッドポイントは石川源晃氏が名付けた40軸というのがありますが、
名前がついていない軸でも天体と天体の意味を考えると「こういうことかな」が思い浮かびます。
このわかりやすさですよね。
例えば木星とMCという社会での発展を示す軸に対して冥王星が接触していたのなら
その発展性は=極限という意味を待ちますので
結果として、おおおおおかねもち…!
のように読めてしまう。(冥王星は0/100なので鳴かず飛ばずの可能性ももちろんあります)
この、目に見える形で記されていることと、オーブがタイトなので
あとちょっとで接触してたのに!と、「ない」事に対して目が行きやすいのが
ミッドポイントの欠点とまでは言いませんが、注意点のように思うのです。
ミッドポイントは、「ない」ではなく「ある」に是非注目してください。
ないからダメなのではなく、あるものを見つけて、その接触をどう意識していくかを考える方が
ずっと良くチャートが活きます。
ハーモニクスもミッドポイントも、ただあるだけではダメだと講座で教わりましたが、
例えば自分なら太陽と月の軸は自己実現を考える時に見るべきところで、ここにハーモ4ではアセンダントと木星が接触しているをまずは知るということ。
更にハーモ8(間接)で見ていくと太陽/月=冥王星/MCになっていますので、
自己実現を考える時、所謂「足るを知る」では満足しない。ということがわかります。
私はお金持ちになりたいのですが、生活に困らず買いたいものを買いたいし、やりたい事を我慢したくないのがその理由です。
今の世ではそうして生きるにはお金がかかるので、今より稼ぎたい。至ってシンプルです。
これは、誰にも行く道を指図されたくない。という意志の表れでもありますが、
=冥王星/MCの接触という事になりますので、足るを知るという生き方ではダメですし
でも何もしなくても成功できる星にはなっていないので、ではどうしたらいいのか。
火星はどうか、水星はどうあるか。アセンダント/MCの軸はどうなっているか。
これを探していくのです。
見るべきところはたくさんあるし、
せっかく目に見える形で記されているのですから、ないものばかりに目を向けるのではなく
ある軸をどう使うかを考えてみてください。
何度見ても発見があると先生は仰っていましたが、これもその通りで、
ミッドポイント=ポテンシャルですから、たくさんの軸の中からご自身の可能性を一つでも多く見つけて
人生を彩るための活かしどころにしてくださればと思います。