スクエア=悪い
この文言を見かけるたびに「違いますがな」と思う私ですが、
スクエアがなぜ悪いと言われるか。
90度というのは直角なので、曲がり角での交通事故のような意味合いになります。
天体によりどう出るかは異なるものの、それは、死角からの衝撃です。
これにより不意打ちのダメージがありますので方向転換を強いられます。折れる事もありますが、反対に過多になることもあるでしょう。
自分の場合は火星はOOB(アウトオブバウンズ)しているものの
アスペクトは土星とスクエアです。
天体間の意味を考えるのならば火星の「動く」が先にあり、そこに土星の「制限」がかかるので
働こうとすればするほど暇になったり、自分の目的とする事とは違う方面で忙しくなるので
そこじゃないのに…となりやすい。
突っ走ろうとする火星に対し、土星がブレーキをかけるという「折れる」経験を何度もすることによって
タフさを身につけるのはもちろんのこと
無駄な労力をかけずに効率よく動く事ができるようになっていくのがこのアスペクトです。
くそー。と思う事はたくさんあります。
なぜもっと効率よく動けないのかとも思うし、やる気スイッチ入るのも遅いし。
でもオンオフのメリハリがきくのはそう悪くないし、やる気に対し冷や水をかけられるというのは
暴走を防ぐというのと同義になるので、いい所も同じくらいたくさんあるんですよね。普段は気付かないだけで。
火星はうまくいかないことに対して「ああもう」という怒りを抱きやすいし、月であれば不安になったり落ち込みがきたりと感情を揺さぶられます。
しかし感情であるならばその感覚を研ぎ澄ます事にこのスクエアを活かすことができるので、
才能の開花に繋がったりする。
火星の例に土星を出しましたが、仮に月と土星であれば孤独感を感じやすいかもしれません。
これは自制がきくという事の裏返しでもあります。感情に左右されないといった面は社会生活を送る上で必要不可欠であろうとも思うのです。
要は使いようという事です。
火星と土星はミッドポイントでは死の軸という名前がついています。
火星の(生きる)衝動を土星が制止するため、この名前なのでしょう。
しかし接触する天体をうまく使えると持続力となるため、ウィークポイントでもあるし、ストロングポイントにもなり得るのです。
相性でも同じです。
何もないよりは、スクエアがたくさんあるカップルの方がぶつかりやすいですが、
ぶつかる。ということは互いの異なる面に目が行くので=気になるということ。
たくさんの喧嘩できる要因があるというのは、冷え切って会話もない関係性よりもずっといい事だと思います。
スクエアの良さを、知ってください。
チャートは紙上の物ですが、それは平面ではありません。
立体的に捉えるように、色んな方向からご自身の星を見て向き合うと、たくさんの可能性が見えてくるでしょう。