考える。というのは当たり前のようであって、
どのように物事を捉えるのかも
自分に落とし込んでいくまでの工程も人により異なります。
要はどの天体がそこに関わってくるのかという事なので、
ミッドポイントで見ていくと、なるほどと思う事が多いです。
私でいうと、自分の考えを述べる事に対し
発する言葉を選ぶような節があるのですが、
これはいつかの講座の時に「何かにつけてよく考えるのではないか」
のように先生から指摘されたのがきっかけで
たしかにそうかも。と思うに至りました。
何故こんなにも思考を巡らせるのが常なのだろう。というその答えは、
やはりディセンダントにある水星がその要因だと思います。
これは、ネイタルでいえば周囲(関わる人)に水星を見出す。水星のような人が周囲に多い。
という意味になりますが、それだとなぜ自分が?の理由としては弱いです。
しかしハーモニクスでは、ディセンダントとタイトに合している水星は、
ハーモ1桁の全てにアセンダントとのアスペクトができていますので
だから考えるし、それが常なのも
アセンダントとのアスペクトだと思えば納得がいきます。
よく考える。というのは土星っぽいイメージではありますが
ミッドポイントで見ていくと
太陽/水星=金星/海王星、火星/冥王星、月/ドラゴンヘッド、太陽/アセンダント(直接)
太陽/水星=土星/冥王星(間接)
わりと多くの軸が接触していますが、土星は間接のみ。
接触している軸の意味は穏やかであったり、やや物騒であったりとバラエティに富んでいます。
簡単に言うと、色々な方面で考えを巡らせるし、
それによって様々な感情がわくのでさらに考える。
自分の考えや、持っているもの(意見)が独りよがりになっていないかを非常に気にするのですが、
結果としてそれは、水星とディセンダントが合である。
という所に戻ってくるというか。
これが星を読んでいて面白いな。と思う所です。
ネイタルに記されている以上の資質を
時にミッドポイントやハーモニクスなどの技法は教えてくれますが、
結局のところ、それはネイタルに返ってきます。
なのでまずは天体の意味、
その天体同士のアスペクトの意味、
その解釈ができないと
ミッドポイントだけ見たところで「なんのこっちゃ」状態になるのです。
私のように時間をかけて考えた方が答えが見えてくるタイプと、
そうではなく考えれば考える程に思考がさらに迷宮入りするタイプの人もいます。
後者の人に「もっと良く考えたら?」を言うのはアドバイスとして正しくないし、
ではどうすればいいのか。
どの天体がキーになるかを教えてくれるのもまた、ミッドポイントになります。
ややこしや
しかし、このぐるぐるする感じがたまらなく好きです。
これがミッドポイントが沼だと言われる所以なのかもしれません。
(みんなはミッドポイントのどういう所が好きなんだろうか)(ひとりごと)