月は感情を司り、受動的な天体です。
素の状態の自分。無意識に思うこと、考えること。
幼少期から培われてきた習慣も示します。
習慣とは刷り込みとも言い換える事ができるでしょう。
例えば。
私は目玉焼きにも天ぷらにも醤油をかけて食べます。
お弁当の卵焼きは、塩気がある(醤油味)というのが当たり前だと思って育ってきたので、
小学校の遠足で、友達とおかず交換して食べた甘い卵焼きの味をいまだに忘れる事ができません。
醤油味だと思って食べたのが砂糖味(しかも激甘)だった。
これはほんとうに衝撃でした。
うちは外食で寿司という選択肢がなく、家の寿司も手作りだったためこれも卵が醤油味。
正直、なんだこのくそ甘い(まずい)卵焼きは、と思いましたが、言えなかったですw
思い返せばこの「言えなかった」という部分にも月の性質というのがよく出ています。
私の月はおとめ座ですが、「子供は余計な事を言うな」が母親の口癖でした。
むしろ余計な事しか言えないのが子供なのでは…と今なら言い返せますが
そんなことを口にしようものなら殴る蹴るでは済まされなかったという事と
子供らしい発言も、子供らしからぬ発言も。
とにかく何か言おうものなら烈火のごとく怒られていたため
いまだに何かがあった時、人に何かを言う時には
「これは余計な事なのか、否か」というのを考えるという癖がついています。
余計な事だと思って言わない、言えない。
というのもあります。
月の乙女座的であって、それを当然として育ってきたという部分にも出ているんですね。
太陽が射手座だとわりと自由奔放というか、自分にもそのような部分はもちろんありますが
人の顔色ばかりを伺ってしまうような部分もいまだに持っていて、
こういう習慣というのは直そうとしてもなかなか難しいものです。
それだけ自分の中に深く根付いているという事でしょう。
母親の育て方というのが月には如実にでると習ったので考察してみましたが、
たしかに「月がおとめ座です」だけでは説明のつかない思考、習慣、恐れるものや好きなもの。
安心できるものによく出るなと思います。
母が悪いというわけではなく。
でも影響を受ける部分があるのだから、それも無意識的な大部分に関して子供の月が受動するという事なのだから、
その意味を考えると私もいい母でいられたかな。というのを考え込んでしまうのでした。