私はメール鑑定で相性は見ていませんが。
これはなぜかというと、メールだと鑑定文をこちらから送るという一方的な形になるため、読みようによってはいかようにも解釈できてしまう。というのが理由のひとつです。
相手というのは自分ではありません。
当たり前のことですが、自分ではないんです。
ということは、体感も聞けないし、「この人はこういう人です」をこちらは星の観点からお話していく形になりますが、
受け手(鑑定を受ける側)の人がいかに相手を客観視して見ることができるか。にかかっているにも関わらず、この客観視というのは存外難しい事だというのに尽きます。
例えば。
うちの娘は太陽が牡牛座で3ハウス、月と木星が合で9ハウス。
まず牡牛座生まれで太陽が金星と合(間にIC)という状態に加えて、月と木星の合。
大らか、のんびり、楽観的。周囲が甘い。自分にも甘い。
こんなキーワードが浮かびます。
実際にそうなのですよ。
なんでもスローペースですし、こちらの「はやくしてくれください」
という、最後にはお願いしないと動いてくれないという、時間前行動の苦手さ
月木星がコンジャンクションしているというのは、感情が保護されているという形になりますので
そういった意味でも寛容な人物であろうというのが伺えます。
でも、彼女の場合はミッドポイントで太陽と月の軸に土星の接触がありますので、
これは悲観的な部分を持つというか…
なんでも時間がかかるし、それだけ慎重派であるというのが見て取れるんですね。
私は正直この土星の接触を知って驚きましたし、むしろ木星の接触をもつのでは。くらいに思っていました。
(自分がそうなので)
この、星から見た資質と、自分の知っている人物像に相違が起きた場合において
自分の目で見た相手を=その人本人であると思い込んでしまう状態というのは、まるで客観視ができていません。
のんびりなのは、性格が大らかであるから。
それも確かではあるけど、親の私が思う以上に慎重派で、責任感の強さというのを持ち合わせている。
だからこそ何でも適当に出来ない=遅い、という図式ができあがります。
この相違を受け入れるというのは、親子関係であればまだしも、
恋愛相手が意外と女性にだらしないかも。とか、口から出まかせを言うタイプのようになっていた場合、
受け入れられない=違います私の彼はそんな性格ではありません。
になってしまうし、
受け入れる事ができても、それはそれでショックというか…
ただ、人は誰しも多面性があって、全てを知っているようでいても、実際はほんの一面程度にしか知らなかったりするのです。
どうか、相性鑑定を受ける際は、ご自分の知っている相手像というのを一旦横においておき
〇〇さんという一人の人間の話だと思って聞くようにしてみてください。
こちらも、ご本人だけを占う以上に相性には気を使います。
せっかく鑑定をご依頼くださっているのですから、色んな側面からでもって相手を知るきっかけにしていただけたら嬉しいです。