冥王星は、今あるものを破壊し、再生を促すことで変容を余儀なくされる天体です。

 

この、強制的な感じがまずこわい。

抗っても無駄な所といい、ひっくり返される「かもしれない」といった所に人は恐怖心を抱くのでしょう。

 

自分の意思で「よし変わろう」と言って動くのと違い、タイミングを選べない。望む形の変化になるかもわからない。このような先の見えなさというのも、怖さを増長させる気がします。

 

ただ冥王星は幸いにも(?)動きが遅いため、ネイタル天体や感受点の一度手前にいる場合であってもアスペクトするのは約1年後です。これはメリットでしょうか。

デメリットとしては、動きの遅さ故、いざアスペクトするときの影響が大きいものになります。

 

何も起こらないことも往々にしてあって、それもまたwという感じもしますね。

 

生き直しになるような接触の仕方になる場合もあるので、こういうのを知るとまた怖くなるのかもしれません。

 

 

 

太陽回帰で見ていくと、私は今年は4ハウスに冥王星があったため、これを見て

 

体調を崩して家から動けないのでは…

突然別れ話が出て、今の家から追い出されるのでは…

まさかの実家に出戻りなんてことには…

 

等々、どれもこれも恐怖でしかなく、よくない妄想ばかりが膨らんでいきました。

 

ちなみにこれを回避したくて言われる前に自分から!と引っ越したい旨を伝えましたが、結局引っ越せず、別れることも出来ずに爆笑今に至ります。


この辺りの強制的な(動きたいのに動けない)感じも冥王星ですし、策を講じた所で何の意味も成さない。というのも冥王星的と言えるでしょう。

 


 

前回、太陽回帰で4ハウスに冥王星が入った時は、太陽も金星も4ハウスにいて、チャートルーラーは水星。3ハウスでした。

よく出かけた年だったんですよね。

娘がまだ小さくて、でも自分で歩けるようになったためベビーカーが軽いb型でよくなり。これを機に、2人で旅行したり、ちょこちょこ出かけていました。

 

同じくらい、家の中のインテリアに凝りだしたのも、この頃です。

赤ちゃんのおもちゃってカラフルなので、ごちゃついて見えないように工夫したりしていました。

 

それまで無頓着だったので、自分の中では大きいです。

こうして文字に起こすとそこまで大きな変化ではないように思えますが、この頃を境に今のインテリア好き(趣味程度)が形成された。と思うと、やはり冥王星だなと思います。

 


 

その前になると、これもチャートルーラーが水星で、4ハウスの冥王星とコンジャンクションの形になっていました。

この頃は仕事が楽しくて、でも忙しくて、よくわからないまま日々が過ぎていたような気がします。

 

寝たらすぐ朝になって、これは今も一緒なのですがw

その時の仕事が移動の全てが階段。という職場だったので、帰るとぐったり。

でも頭は冴えているのでなかなか眠れず、不眠症のような症状を抱えながら始発で通勤という日々だったのが思い出されます。

 

でも今こうして現に生きているし、不眠症でもありません。

 

この頃に培った経験は、確実に今の自分に役立っているというのも、冥王星を必要以上に恐れる必要はない。という証明になる気がしました。

 


 

冥王星に対し恐怖する前に、アスペクトする時期を調べてください。

 

太陽回帰は遡って、前回はいつそのハウスに冥王星がいたのか。

その時何を感じたかまでは思い出せずとも、何が起こったかは思い出せるはずです。

 

何もなかったかも。という場合もありますが、

そのようなパターンも存在するという証拠になりますので、少しは安心できるでしょう。

 

知っている恐怖より、知らない恐怖の方が何倍も怖いです。

 

未来予測に過去の検証を役立ててください。

 

 

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