ノーアスペクトとは、その名の通りアスペクトを持たない天体という意味です。
どの天体とも繋がっていないので、単体で動くことができる反面で、縛りがない。という事は同時に迷いやトランジットで他天体との角度ができた時、普段がある意味では自由である分、ダイレクトな影響を受けたりもします。
一方で、アウトオブバウンズ(OOB)とは、天体を平面ではなく横から捉えるという立体的な考えのもと、地軸の傾き(23.41度)に対し、天体が上か下か(北緯か南緯か)に23.26分以上の位置を取っているという事です。
通常の動きよりもはみ出しているので、規格外の力が働くのがその特徴。良くも悪くも目立ちます。
アウトオブバウンズを持っていると、その天体でいる人になると講座で習いましたが、火星がOOBになっている私は、よく働くと言われてもその自覚はありません。
よく働く人=体力のある人。と思いがちですが、ただ単にエネルギーを使い切るまで動きたい。
という(ある種の)強迫観念があるため、家に帰ったら電池切れで屍のように寝るしかできないこともしばしば。
これが月(感情)で出るとどうなるか。
私の彼は、ノーアスペクトの月に加え、この月がアウトオブバウンズになっています。
ノーアスペクトの月が「人の気持ちがわからない」とよく言われるのは、月がそうなっていない人。
=何らかのアスペクトがある月を持つ人側の言い分というか、欠席裁判的なものを感じてしまう私です。
ただ、そう思われてしまうのも致し方ない部分もあって、例えば私は初めて飼ったハムスターがお迎え5か月で急逝してしまった時、泣いて泣いて、ご飯ものどを通らず、どん底。という日々を過ごしたのですが、
一緒に遺骨を拾いにいき、小さな小瓶に収まったハムスターを持ち帰ろうと、車に乗った彼の第一声が。
「じゃあ次の子を買いに行こうか」
だったんです
おまw少しは、悼むとかあるでしょ?
と返す私に対し、悼むって、何?と。
これだけ聞くと、なんて非情なやつなんだ。と思うかもしれませんが(私は思いましたw)
彼の言い分としては
亡くなってしまったものは仕方ない。
だから新しい子を迎えて、私に元気になってほしかった。と。
彼も泣いてはいたので悲しくないわけではないんですよ。
ただ、その悲しみの感情と、新しい子を迎えたら嬉しいだろうという感情は別物であると捉えている気がします。
たしかにハムスターはどの子もかわいいです。悲しい気持ちと、嬉しい気持ちは=ではありません。
だから元気が出るか。と言えばそうなんだけど…そうじゃないだろうwと。
一方で、自分の事というのは、それはそれは、大袈裟では?というくらい泣いて騒いて訴えてきます。
もう仕事辞めたい。とか、毎日がつらいんだ。とか。
そして、彼が好意で買ってきたお土産を私が食べていると
「おいしい?おいしい?」と、その手柄?のようなものを褒めてほしい。とばかりにアピールをしてきます。
これは、月というのは一番弱くて守られたい天体になるので、
その天体でいる人=月期の子供のような状態である。と考えるとわかりやすいかもしれません。
一人では生きていけないし。
とにかく自分の気持ちをわかってもらいたい。
誰かに構って(お世話して)もらえないと死んでしまうかもしれないと
本気で思っているのが月のアウトオブバウンズ。
本人は無自覚です。なので、月に関しては=自己中と言われてしまう。
彼はノーアスペクトの月を持つので、余計に突出しやすいのだと思います。
女性は身振り手振りの大きい人が多く、キャラクターっぽいといいますか、
これも子供っぽいのは一緒なのですが、女性なので可愛い人。という印象を抱かれる事が多いでしょう。
私は男性に厳しいので(火星土星スクエア)彼をかわいいとは思いませんが
人の気持ちをわかれ。とか、自分の事ばかり主張するな。
なんて言っても無駄なので、言いません。
泣いてわめく割には、寄っかかることはしないので、この辺りはノーアスペクトがよく出ています。
彼のように、アスペクトと赤緯で解釈が異なるような場合だと混乱しますが、
どちらも一人の中に持っている。存在しているのだ。
という前提のもと、その意味をわけて考えるようにすると理解が深まるでしょう。