ホロスコープにおけるアセンダントとは、チャートの起点となる感受点の事です。
このアセンダントサインの支配星(ルーラー)というのが、チャートルーラー。
その名の通り、チャートを統治する天体。という意味です。
・アセンダント牡羊座→火星
・アセンダント牡牛座→金星
・アセンダント双子座→水星
・アセンダント蟹座→月
・アセンダント獅子座→太陽
・アセンダント乙女座→水星
・アセンダント天秤座→金星
・アセンダント蠍座→冥王星(火星)
・アセンダント射手座→木星
・アセンダント山羊座→土星
・アセンダント水瓶座→天王星(土星)
・アセンダント魚座→海王星(木星)
()は副支配星
アセンダントが示すのはその人の印象であって、持って生まれた(備わっている)資質になります。
射手座の人は大らかに見えるし、実際に寛容である。
というのはこれがオートマチックにできる事だからです。
自分は牡牛座なので豊かっぽく見えるんでしょうね。
箱入り娘であったり、肌がきれい(だからいい化粧品を使っているに違いない)のように見られます。
ルーラーである金星は私の6ハウスに飛びますが、
この金星というのは、人からありがとうを言われやすい。
なので働くことに関して、必要以上に「当たり前」のように思うというか。
同じハウスに土星も冥王星もあるので、
どうしても「働かざる者食うべからず精神」が出てくるし「働くって、生きるものの義務だから」
のように言ったりもするんですよ。
でも本当のところで、なぜ私が必要以上に働くことに拘るのかというと
「ありがとうを言われる事=仕事」と当然のように思うからかもしれません。
ありがとうを言われたら、嬉しくなります。
そうして金星を輝かせることで、チャート全体が発展していくのでしょう。
娘はアセンダントが山羊座で、ルーラー土星の飛ぶ先は7ハウスです。
7ハウスに土星が入る方は、人間関係の構築に時間がかかります。
しかしこれは、長くかかるというのは関係性を大事に育てていけると同義です。
なので娘に関しては、「人間関係=育むもの」を当然とし、
その誠実さがチャートの発展に不可欠なのでしょう。
姉も同じようにアセンダントが山羊座ですが、これが8ハウスに飛んでいます。
なにであれ、どんな形であれ、もらう。という事に対して慎重になるのが8ハウスの土星です。
姉は金銭管理が本当にしっかりしていて、もらったお金というのにまず手をつけません。
ちりも積もって、これを資金にマンションを買ったのですから、土星をいい形で活かしているなと思います。
彼はアセンダントが獅子座なので、チャートルーラーは太陽です。
この太陽は11ハウスにあって、なので転職に迷う時
「仕事は嫌だけど仲間がいるから辞めたくない」のように言うのでしょう。
それは11ハウスの、彼にとってはチャートルーラーの太陽=人生そのもの
になりますので、同じ目線でいられる人たちや、一人では成し遂げられないことに心が向く。
まだ若いので、社会というものの中=10ハウスの中で、11ハウスを目指したい。
みたいな考えがきっとあって、そこに悩むのかなと思います。
チャートルーラーを読み解くと、自分の星をどのように輝かせれば、太陽の発展につながるのか。
これが見えると思います。ぜひ探してみてください。