ホロスコープにおけるネイタルチャート(出生図)とは、生まれたその瞬間の宇宙の天体配置を記したものです。
一方で、ソーラーリターンとは、経過(今現在)の太陽が、ネイタルの太陽と同じ度数に戻ってくることを指します。
戻ってきたその日、その時間の天体配置を記したのが、太陽回帰図。
そのままの名前なのでわかりやすいですね
同じ度数なのは太陽だけで、他の天体は出生図と同じにはなりません。
太陽の返ってくる時間も出生の時間とは異なるので、つまりハウスもネイタルとは異なります。
このチャートを使いその年の運気を読み解くのが、ソーラーリターン図を出す目的です。
どのくらい当たるのか?というと。
もう、むちゃくちゃに当たります
私の一年の縮図じゃないの…って思うんですよ、毎年。
読み方ですが、ネイタルチャートの読み方とほぼ同じです。
太陽の入るハウスがその年のテーマを。月は気持ちの向く先を。
火星は頑張りどころ。
アセンダントのルーラー(チャートルーラー)がどのハウスに入るのかもキーポイントになります。
MCは収穫。土星は鍛錬する場所を。
例えば。
私の今年のアセンダントは天秤座です。
ルーラーの金星は1ハウス。自分を満たしていくイメージですかね
太陽は2ハウスにあって、火星がコンジャンクションしているので「稼ぐぞー!」と滾る。
いっぱい稼いで、その分もいっぱい使うんだろうな。がよくわかります
1ハウスの金星に4ハウスの冥王星がスクエアになっています。
これが、家を買うっぽい配置だなと。
実際どうなのか。というと、理想の家が全然見つからないんですよ
もう、面白いくらいにない。
13㎡の部屋って…一体どうやって住んだらいいんだろうかw(荷物多すぎな人)
もし買ったとしたら、1ハウスの金星と4ハウス冥王星のスクエアなので、
家を買うのが優先(冥王星)されて、私の理想(金星)は叶いそうもありません。
折に触れて「あそこのここが…」と、不満が募っていくのでしょう。
結局、妥協点をどこに持っていくかだと思うんですよ。
ちょっと不便が生じても「絶対ここに住みたいんだ!」を優先するのなら、それは4ハウスの冥王星っぽい話です。
例えばそのために駅近を捨てて他を取ったら、
日々通勤の為に早起きして、早く家を出て、帰りも駅から歩いて…
この不本意な感じも、1ハウスの金星だと思います。
一方で、いい物件がないから「とりあえずは今の家に」という形は、
私にとっては不本意であって、それは自己を満たす1ハウス金星のテーマにとっても居心地が悪いというか。
でも動けない、動かない。というのも4ハウスの冥王星っぽさがあります。
更に今年のチャートは天王星が8ハウスにあるので、どちらを選んでも窮屈さは感じるのでしょう
私としては「もう買っちゃいたい!!」と、住めば都の発想だったのですが、
先生が2年後の太陽回帰図を見て「ここで住み替えが起きるかも」と教えてくださったんです。
たしかに、2年後のチャートだと天王星が2ハウスにあって、大きな出費がありそう。
おまけに木星が4ハウス。ここで買う方が満足がいくというのが見て取れます。
なら、今は我慢して現在の家に住むか、後2年が待てないのであれば賃貸を選ぶのが得策です。
4ハウス木星って…家が大きくなりそうな予感じゃないですか
更にさらに。年齢のハーモニクスを見てみると、アセンダントと天王星がスクエアになっていたので、
これはもう…引っ越しですよね。と
こんな風に、その年の事だけではなく、先に先にチャートを読んでいくことで大体の傾向を知ることが叶います。
ぜひ参考にしてみてください