私は「〇座です」の部分は太陽星座が担いますが、そのサインに生まれているにも関わらず、
どうも違う。または、そのサインらしくない、若しくは薄い。
このように感じる人がいたり、自分自身でそれを感じている人も、存外多いと思います。
色々と理由があって、例えば
・太陽星座だけを見ている
・太陽星座へのアスペクト天体の影響
・太陽星座のハウスの影響
・アセンダントに重なる天体の影響
などなど。
例えば、双子座などの軽やかなサインが土星とアスペクトを取っている場合もありますし、
太陽だけが魚座。他の個人天体が全て牡羊座。こんな場合も、牡羊座の要素の方が色濃く感じるかもしれません。
太陽の7ハウスは、どのサインであっても「自分が先」とはならないため、
人との関わりの中からそのサインらしい関係性を結んでいくことになります。
太陽へのアスペクトは、サインよりも重視すべきです。
例えば蠍座の太陽であったとしても、天王星がコンジャンクションしている場合は、
距離感がほしい(保つ)ような部分があります。
蠍座の「融合」と、天王星の「迎合しない」が両立するため、中和性を持つ自身を「蠍座らしくない」と感じるかもしれません。
あとは、インターセプトも見落としがちですが、太陽のサインが前後のサインに覆われている状態になりますので、
そのサインらしさを感じにくいです。
自覚するのにも、時間がかかります。
彼が双子座に天体過多(太陽、水星、金星、木星)の割にあまり双子座感がなく、かといって、月の射手座っぽいかと聞かれれば、それもちょっと違う。
彼で言えば、太陽のハウスも、月のハウスもインターセプトになっていますので、
どちらも体感しにくいというか、自分で自分がよくわからない。こんな風に感じるかもしれません。
ただインターセプトになっているだけであれば、
その年齢域を迎える、または越える頃には、自ずとその天体らしさを意識できることでしょう。
太陽だけならば、月の方が意識しやすいかもしれません。
これ以外にも色んな要因がありますので、「〇座だから」だけで星を語るというのは、
ちょっとインスタントすぎるかなと思います。
相性も同じです。「〇座と〇座はスクエアだからうまくいきません」にはならないということ。
サインは大切ですが、サインにばかり捉われないようにしてください
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