ホロスコープで相性を見るには。
「シナストリーチャート」「コンポジットチャート」「ミッドポイント」を使います。
どれを見たらいいのか?
正解は。全部。です
全部見た時の相性の実例として、
私と、私の友人Aのデータを書いていきます。
このAとは20年来の友人でして、彼は有名な神社の息子さんです。
本人は普通と言いますが、誰がどう見ても上流階級のおぼっちゃま。
なので、そういった特殊な世界の方と、ただの一般人(私)とで縁はあるのか?
という部分で見ていくのが面白いかなと思いました
ではいきます。
まずはシナストリー。
・太陽同士のセミセクスタイル
・私の太陽に、Aの金星が合
・私のASCに、Aの月が合
・金星同士のセミセクスタイル
・Aの太陽(木星合)に、私の冥王星、ジュノー、バーテックスが合
・私の金星に、Aのベスタが合
細かく書くともっとあるのですが、大きいところだけ。
もう、ここからして友人。という感じですね
気が合う人ということと、このAは昔の職場の後輩でもありました。
男性側がやや尽くす(慕う)ような配置なのですが、たしかにそんな感じです。
続いてミッドポイント。
私の軸に、Aの天体です。
直接
・太陽/月=水星
・金星/バーテックス=MC
・木星/アセンダント=ドラゴンヘッド
・金星/木星=太陽
・金星/土星=太陽、木星
準直接
・金星/冥王星=MC
・太陽/ドラゴンヘッド=アセンダント
Aの軸に、私の天体だと
直接
・月/水星=ドラゴンヘッド
・月/MC=ドラゴンヘッド
・太陽/冥王星=バーテックス
・木星/冥王星=バーテックス
・水星/木星=バーテックス
準直接
・太陽/金星=ドラゴンヘッド
・金星/木星=ドラゴンヘッド
ドラゴンヘッド、バーテックス、太陽あたりが絡んでいますし、
いい所だけ抜粋したわけではなく、海王星の絡みがほぼなし。というのも高ポイント。
やや私側が、「お家柄」を意識してる感がありそうです
20年来友人でいられる。というのは、やはりそれなりの縁。ということでしょう。
しかし、この結果を受けて、
「一緒に住んでもやって行けるのでは?」
的な、場のノリで一緒に生活をはじめたらどうなるのか。
というのでコンポジットチャートを作成すると…
7~9ハウスに月以外の天体が全て入り、
そのほとんどの天体が月に対してハードアスペクトを組んでいました
唯一、金星と天王星だけは月にソフトアスペクト。
MCに海王星が合。
その海王星は月にクインカンクスです。
これだけでも嫁にはならなそう。というのがよくわかりましたが
一緒に暮らすとなると、月(つまり私)がしんどい。ということです。
友人の家柄を考えれば当然と言えばそうなのですが、
仮に結婚したとなると、月は相応のものを背負う。ということでしょう。
シナストリー、ミッドポイントでは調和して見えたのに、
コンポジットになると太陽と月でアスペクトを組まなくなります。
土星、冥王星の重圧が月にかかるのですが、
太陽は太陽で独立という印象。
ほぼノーアスペクトに近く、協力して乗り越える感じではなさそうです
なのでやはり、この人とは友人関係が合っている。ということでしょう。
シナストリーは、表面的な相性を。
コンポジットは時間が経たないと見えないような(暮らして初めて露になるような)相性を表します。
ミッドポイントはさらに深い部分を伺い知ることが可能です。
正直、全て見るのは大変なのですが、
全て見ないと「相性がいいとは言えない」というのもまた事実。
そこから見えるものがあるはずなので、探してみてください