メディエーション、とは複合アスペクトのひとつです。
その名の通り、調停という意味を持ちます。
複合アスペクトとは、2つ以上の異なるアスペクトの組み合わせによって、3つ以上の天体が作用しあうこと。
メディエーションは、オポジションを結ぶAとBの天体に対し、Cの天体がAとはトライン、Bとはセクスタイルのアスペクトを取ることで、
オポジションを取る天体同士の働き、作用がソフトアスペクトのおかげでマイルドになったりします。
身近なところで私の彼がこのメディエーションを2つ持っています。
ひとつは火星と土星のオポジションに対して、冥王星が調停。
もうひとつが火星と海王星のオポジションに対して、冥王星が調停。
どちらも冥王星が調停員であり、火星に対して土星、海王星、冥王星の世代的なアスペクトで成立しています。
彼は他にyodを2つ抱えているという、複合アスペクト祭りなので非常に読みにくいなと勉強不足を棚に上げて思ってしまうわけですが。
全て同じ人間の、彼の中にあるアスペクトです。
なのでこういう場合はバラして考えていくのがいいかな。と思います。
そうすることで読みやすくなるのはもちろん、こういう性格してるけど、こんな一面もあるよね。と、いった部分が見えてくるからです。
・火星、土星のオポジションはアクセルとブレーキの同時発進。運転免許がある方は、サイドブレーキをゆる~くかけた状態のまま、アクセルを踏んでいるシーンを想像してください。
ぐぎぎぎぎ、みたいになりながらも、懸命に動こうとする車。これが自分の中にあると思うとけっこうキツイですよね
このアスペクトは休むことを知らない人が多くて、ストイックではあるものの、調節がきかないんです。
ここに冥王星が調停を取るということは、
=ずっと走り続けられるように、無尽蔵のスタミナを与えましょう
という風になります。火星と冥王星のソフトアスペクトは、疲れ知らず。といった面に出てきます。
・火星、海王星のオポジションは、感情のコントロールが難しくなるような面があって、テンション高くずっとはしゃぎ続けるような、夜21時ごろの子供のようなイメージです。
ここに冥王星が調停をとることで
=落ち着きを与えましょう
という風に読めます。やはり同じ火星と冥王星のソフトアスペクトですが、火星と海王星の浮き上がったようなパワーをコントロール下におけるような、グラウンディングにもにたような作用が働く。
結果、神経過敏のような繊細さが少しマイルドになります。
オポジションは、互いの天体が見張っている、見張られているような位置関係にあることもあって、細く、長く、ずっと自身に影響を与え続けるようなアスペクトになりますので、苦しい。しんどい。と感じがち。
しかし、調停の位置に天体がいることによって、落としどころが見つかります。
どの天体同士の調停かで読み方が変わりますが、力関係はカルディアンオーダーの通りですので、参考にしてください
余談ですが、子供って21時、22時を回っても起きていると謎テンションになりますよね…。あれってネイタルでアスペクトがなくても、月(子供)と海王星(眠い)と火星(起きてたい)がトランジットの影響で何らかのハードを組む時期に起こるのでしょうか。
謎テンションの子供って、どの子も目がこわいんですよね