ご無沙汰しております。
ブログ更新はサボっていますが、ちゃんと生きています。
毎年シーズンオフ中にボートの整備や、カスタムをして楽しんでいますが、今シーズンはボートの買い替えに伴い、やる事沢山&やる気が出なくGWに間に合いそうもありません💦
そうなってしまった一番の理由は、シート張り替えです。
今シーズンは我慢してそのまま乗ればよかった〜笑
初めてやる事なので、調べる事や勉強する事が沢山。
自分はプラモデルや電化製品も説明書を熟読して、きちんと理解してからじゃないと嫌なタイプです。
初めてやる作業もシッカリ理解出来てから始めるので、準備に時間が掛かり過ぎました。
それでもやっていく内に色んな疑問や不明点が出てきて、また調べるのに時間が…
そうやって調べながら作業して、だんだんとスキルアップしていく感覚大好きです。
これこそDIYの醍醐味ですね。
楽しみながらやっています。
ちなみに今回のシート張替え用生地は↓から購入しました。
野外用じゃないと紫外線での劣化が凄そうなので、対候性のある物を探しましたよ〜。
普通の合皮だと、紫外線で退色したり、カチカチに硬化したりして折角張り替えたのに、すぐダメになりそうです。
丈夫な分、お値段は結構しますね(;_;)
糸は撥水処理がしてあるコレ。
ボートのシートって大体、縫ってある部分の糸が劣化して、ほつれてウレタンむき出しになっているのが多いイメージです。
この糸は紫外線に強く、帆や店舗のテントにも使われているそうなので、安心感がヤバいです💛
20番との標記ですが、太さはエステルボンドミシン糸の8番相当ありました。
16番のレザー針でも使用可能だったので今回はこれを使います。
すてきなテント屋さんというお店で購入しましたが、問い合わせにも親切に対応下さり、ありがとうございました。
前回までは元のシートの縫い代を外して、アイロンで広げ型を取って切り出し作業。
その裏に接着芯を貼り付けました。
この接着芯がブラウスを縫うとき等に使う薄い物で、もっと厚い物に変えた方が良い事に気づいたのはもう少し後です
切り出した合皮たちです。
後はミシンで塗っていくのみ!!
いよいよミシンの出番です。
塗装と一緒で縫うのは一瞬だけど、その前段階の準備や下ごしらえが凄く時間かかりますね。
後は形をイメージしながらミシン縫いしていきます。
ミシン針はオルガンの16番 皮用の針です。
16番を使えば8番の幌用の糸も使えました。
糸調子はかなりきつくする必要があるので、ミシンに負担は掛かりますが^^;
先が鋭く刃物の様になっているので、厚いレザーも縫えます。
まぁ、ミシンのパワー次第ですけど^^;
ハイピングはこんな感じで縫っていきます。
合皮が重なる場所は、厚くなるのでミシンに負荷がかかりすぎたり針が折れてしまったりするので、低速で縫っていきました。
工業用ミシンが欲しい。
お気づきの方もいるでしょうが、接着芯を厚い物に変えました。
バスボートのシートなんかは、引っ張って張るので薄い接着芯だと合皮が伸びすぎてしまうような気がします。
あまり伸びすぎてしまうと、張っている部分が薄くなり強度が弱くなることを恐れました。
元々のシートも厚い接着芯が貼ってあったので、最初に気づけばよかった^^;
こうやって時間をジャンジャン浪費していきます。
レンジャーR71のベンチシートの裏地はフェルト調の接着芯が貼ってあったので、純正に習い似たものを探しました。
バスボートのシートは踏んだり蹴ったり、塗れたり擦りたり過酷な環境で使用するので、縫製箇所は基本的にダブルステッチで縫いあげました。
ただでさえ下手くそな素人なので、シングルだとほつれてきそうな気がします。
パワーが無いミシンなので厚い箇所は結構シンドイ。
頑張れば何とか縫えるって感じです。
座面の部分です。
立体裁断なので縫いにくいったらありません。
しかもダブルステッチにハイピング入れる箇所なんかは、最大で6枚重ねになるので、ミシンのパワーが足りません。
手周しも駆使して、モーターをアシストしないと針が通りませんでした。
しかも合皮は滑りにくいので、ミシンの送りが上手くいかないので引っ張りながら縫いました。
厚い部分はテフロン押さえを使っても滑らないので、腕のパワーが必要です笑
裏地にスポンジが入る箇所は先に張り付けてから縫います。
接着剤が硬化して、カチカチになってしまっては元も子もないので、ゴム系の接着剤を使います。
バスボートのカーペット張替えでおなじみ、ボンドG17の出番ですね
いつもの液体の物だと均一に塗れなそうなので、今回はスプレータイプの物を使用しました。
初めて使いましたが、中々使い勝手が良かったです。
臭いはアノ匂いなので家族からの非難が凄かったです笑
野外で使用しましょう。
生地の縫製が終わったら、いよいよシートを張っていきます。
ここまで長かった〜💦
工業用ミシンがあればもっと早く終わったと思いますが、無いのでしょうがない。
シートはタッカーで引っ張りながらシワにならない様に張っていきます。
何百本と打っていくので、ハンドタッカーだと指が死にます笑
しばらく前にボートのデッキ制作時に購入したエアタッカーに頑張ってもらいましょう。
安物ですが、十分なパワーと耐久性がありました。
付属の針はスチール製なので、水が掛かるバスボートのシートには向きません。
自分はMAXのステンレスステープルを買いました。
足の長さは10mmもあれば十分でしょう。
生地を被せて引っ張りながら、ひたすら打つ!!
素人丸出しなので、時間が無限にかかります。
生地に無理が掛かる部分は、どうしてもシワが出来てしまい妥協するしかありませんでした。
次にやる時はもっと上手くできる自信がありますが、もう二度と破れないで欲しいです笑
背面の張替えが終わったので、座面の張替えに移ります。
座面は一枚ものなので、上手く縫えた自信がありません笑
なんとか位置を微調整しながらシワのないように伸ばしてタッカー打っていきます。
運転席側は何とか上手くいきそう!
とりあえずの位置出しが終わりました。
ここから生地を上手に引っ張りながらシワを消していきます。
巻込んでタッカー打ったりするので、引っ張っている指が限界です。
指の筋肉使い過ぎて、筋肉痛確定。
実際に張ってみると、生地が足りない部分や、縫製が甘い箇所が何ヵ所もあり、職人さんスゲーなと思いました。
色々計算して縫製の種類を変えたり、元生地よりも長めにとったりするスキルはまだ身に付いていません。
なんだかんだやっているうちに8割完了です。
背面のひじの部分はかなりシワになってしまいました。
大きく湾曲する部分なので、縫製でしっかりアールを付けるべきでしたが、角度が甘かったです。
座面も含めて、最終調整でどれだけ張れるかが勝負ですね。
しばらく置いとけば、もう少し合皮がなじむと思うので、そこに期待します。
いったんボートにセットしてみました。
背中と尻の部分はこれから作るのでまだです。
とりあえず運転席側に古い物をセットしてみました。
このままでも良いけど、せっかくなのでカッコよくタック&ロールでモコモコなシートにしたいです。
純正っぽく仕上げたり、何もせず1枚で張ればすぐ終わりますが、ここまで来たらやりたいようにします。
タック&ロールだと凄く時間が掛かかるし、失敗しそうな気がしますが、何事も経験です。
毎日コツコツやっていく事にします。
そしてもうGWに桧原湖行くのは諦めました笑
やれると時にやらなかった自分が悪い笑
それにタイミング良く(悪く)牽引車のサバーちゃんが故障💦
今まで気にはなっていたけど先送りにしていた部分が、ダメダメ。
会津のビークルラインさんに以前からコンタクトを取っていて、念願かなって入庫中です。
この際、時間かかっても良いからシッカリ直ってくれると良いなと思います。
旧車のサバーバンにずっと牽引させて無理させるのも、どうかと思うので色々あってムフフな車をゲットしました。
納車はGW開けになるそうなので、今からヒッチメンバー等を買い漁っています。
といった具合で中身のない上に、無駄に長い内容でしたが、読んでいただきありがとうございました。
お疲れ様でした〜!