時間が空いたので、シート張替えの続き〜。
 
先程切り出した合皮に裏地の接着芯を貼っていきます。
 
接着芯とは洋裁等で裏地として使う、シートでアイロンで熱を加えることで生地に接着します。
 
目的は様々で、厚い接着芯だと生地に張りをもたせたり、薄いものだと型崩れを防ぐ目的だったりと様々です。
 
今回はバスボートのシートですので厚手の物で生地に張りをもたせたかったのですが、あまり厚くしてしまうと家のミシンで縫えなくなりそうなので、薄めの接着芯を使用しました。

 
アイロンで熱と圧を加えて接着します。
 
コツはアイロンを滑らせずに、面で当てていくこと。
 
この位厚い合皮に薄い接着芯になんの意味があるのかというと、強度の確保です。
 
 
合皮だけだと、裏地が布なので合皮のビニール部分が裂けた時に、破断してウレタンが出てきてしまうでしょう。
 
薄い接着芯を入れることによって、引っ張り強度をもたせる狙いがあります。
 
経年劣化で裂けたボートのシートがナイフで切ったみたいに裂けるのではなく、合皮のビニールは避けても蜘蛛の巣みたいな下地がギリギリ頑張ってる状態を見たことある人も多いはず。
 
あれは接着芯が頑張っています。
 
頼むから長持ちしてね〜。
 
 
ちなみに、このアイロン台、超汚い(笑)
多分私が生まれる前から家にあるやつ。
 
通常は新しいものを使っていますが、このアイロン台は私が汚い物用に使用しています。
 
バイクのシート張り替えたり、本皮にスチームかける時に重宝していました。
 
しかし写真で見ると、引くくらい汚いので、買い替えを決心しました笑
長年お疲れ様でした。
 
 
元のシート生地に貼っていた接着芯はかなり分厚い物で、このタイプの接着芯を貼ると、暑すぎて家のミシンはぶっ壊れるなぁ〜💦
 
座面の生地の切り出し、芯材の貼り付けは終わったので後は縫うだけ〜。
 
今日はもう疲れたので、仕事早く終わらせて家に帰ってからやろう。
 
お疲れ様でした〜!