「不幸な子供」に続き購入。


AからZまでのアルファベットを頭文字にもつ子供たちが、順番にむごたらしい殺され方をしていく話。


くまにやられたり、オノで切り裂かれたり、ねずみの歯で削り殺されたりする。


ただひたすらに、なんの躊躇も落ち度もなく死んでいくこどもたち。そのあまりに無慈悲に、残酷に殺される様は、それが運命であったかのように、ただ淡々と事実だけを残す。


子供が殺されていく物語なんて、どこが面白いんだ!頭がおかしいんじゃないのか。と思われるかもしれないが、実はこういうストーリーに、人間はどこかで惹かれているのだと思う。


それを押さえ込んでいる人、性善であろうとする人、欲望に飲まれて社会との折り合いがつかなくなってしまっている人、さまざまだと思うが、自分のドロドロした感情を認識し、その上できちんと生きていこうとする意志が、人間には必要なんではないか。


そんな風にこの絵本は語りかけているのかもしれない。



ちなみに、「デスノート」の作者も、この絵本好きなのかも。集められた子供というメタファーは、ワイミーズハウスに似てるし、L(エル)、M(メロ)、N(ニア)なんてモロだし。



私のお気に入りの殺され方は、「ジンをふかざけ」と、「アルカリ誤飲」。



ギャシュリークラムのちびっ子たち―または遠出のあとで/エドワード ゴーリー
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