会社の同僚から借りたドラクエ5を、15年ぶりくらいにやってみる。
思えば小生が小5、6くらいのころに(ファミコンかスーファミかどっちか忘れた)、発売した本作。
当時ははまりすぎて、学校が終わると毎日気が狂ったようにやっていて、朝も登校前に六時くらいに起きて、ゲームをしてから学校に行くという、今では考えられない労力を費やしていた。
クラスメイトの子に、「俺もうここまで行ったぜ、すげえだろ」と、進み具合を逐一報告していたら、その子は思ったほどはまってなくて、「お前みたいに毎日ゲームしてないんだよ」と、軽く蔑視され、心に癒えない傷を負ったのは、昔の話。
DSで発売された本作は、当時と比べ物にならないくらいユーザーインターフェイスに優れている。
快適に進む画面スクロール、戦闘シーンではモンスターや呪文がサクサク動く(ドロヌーバのスカラがお気に入り)、消えない冒険の書(当たり前か)、圧倒されるダンジョンのグラフィック。
初代のモンスターの動きが紙芝居かと思うほど。それでも当時は敵が動く!って画期的だったけど。
中でも特に優れてると改めてと思うのは、AI。
ドラクエのAIは、ホントかゆいところに手が届くというか、来て欲しいときに来るというか、とにかく賢い。
たとえば、味方が瀕死になるベストのタイミングでのベホマ、一撃で死ぬ敵への優先的な攻撃はもちろん、チェーンクロス的武器を持ってるときに、残り一ダメージで殺せる敵へは無駄な呪文を一切使わず、通常攻撃でさらに横モンスターへのダメージを与える、など。
果ては、ばくだんいわを最後に倒すきめ細かさ。
おそらくあらゆる複雑な条件付けをしているのだろうが、このAIを作ったプログラマーは、天才だな。ユーザの立ち位置に立ってモノ作りをしてるプロの誇りを感じるわ。
FF12なんか、その作業をわざわざ解体して、ユーザに作らせ、それを画期的な戦闘システムだ、などとのたまわってたからな・・。
どのゲームと比べても、ドラクエのAIは群を抜いて優れてると思う。
さて、進行状況は今ちょうど結婚式を挙げたところ。
誰と結婚したかって?私は新要素、新展開に期待し、ハナから誰と結婚するか、その覚悟を決めていた。
DS片手にぐっと人情をこらえ、苦渋の決断を下した。
宿屋に一晩といわず、三日三晩悩みぬいた末、ついに第三の嫁、デボラと結婚することに決めた。
そして、新たな嫁を加え、冒険を出発させた・・。
だが、それは一瞬のことだった。
そう、私はあまりのデボラの鬼嫁ぶりと暴言に嫌気がさし、リセットボタンを押し、幼馴染のビアンカと結婚し直していた・・。
人生のやりなおしがきく。これもゲームの魅力のひとつ。
結婚相手はよく考えて選びましょう。
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