昨日、嫁さんと小競り合いをしたせいで、車で連れて行ってくれるはずが、歩いて職場までいくことに。


自転車で20分。徒歩で一時間ほどかかる距離。


しかも前日まで嘔吐・下痢で寝込んだいた私に対する仕打ちとはとても思えない。


朝食も摂らず、テクテクと歩く私。頭にこだまするのは、くるりのワンダーフォーゲル


風が強い。どこからか、THA BLUE HERBのill-beatnik が聞こえてきた。


歩いても歩いても職場は見えてこない。


ときおりちらりとウシロを振り返る私。もしかして車で迎えにきてくれやしないだろうか。


くるはずがない。


延々歩き続ける私。


歩きにくい縁石を避け、坂道を登り、ときに休憩しながらひたすらに歩く。


タクシーを拾おうにも、金がない。


もう歩き続けるしかない。


とにかくなにも考えずにロボットのように歩き続けることが大事なんだと自分に言い聞かせる。


そのとき途中で異変に気づく。


朝出社したはずが、いつの間にか夕方になっている。


どこまで歩いてきたのだろうか。


沈みそうな夕日。


振り返ってもとても帰れる距離じゃない。


そろそろ電話して向かえにきてもらってほうがいいんじゃないだろうか。


そう思い、電話を手にするも、そこは圏外。


おかしい。このエリアにそうそう圏外なんてないはず。


ドコモに文句を言ってやろう。そう思い、あたりを見回すと、風が強くなってきている。


どこからか、砂埃を運んできて、ほほに細かい砂粒をぶつける。


しだいに砂粒は強く、大きくなり、目を開けていられないほどになる。


片手を目の前に出し、前からくる砂をガードしながら、歩き続ける。


こうなったらもういけるとこまで行くしかない。


気がつくともう夜も更けていた。


何時間歩いただろう。


いつの間にか砂嵐もやみ、暗闇の中をなおも私は歩き続けていた。


今日二度目の朝日が昇ろうとしている。


今日は四月二日。


・・四月二日?



すみません。昨日と間違えました。



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