一回も見に行ってない神楽殿。


場所がかなり遠く、猛暑のなか、歩いていかなければならないということもあって、ついに最終アクトのエゴラッピンまで訪れることはなかったが、行って良かった。


会場は神様を祀るお寺のような場所で、二匹の龍が屋根付近にかたどられている。その境内に音響設備を持ち込み、演奏を行うスタイルで、その厳かな雰囲気と、独特の空気が、エゴのもつイメージと見事にマッチしていた。


バンドメンバーの音あわせのあと、中納登場。


一曲目から飛ばしてくる。


パワフルな演奏と、力強いボーカル。電気に続き、こちらも、観客をなんとしてでも楽しませよう、という姿勢が見られ、大変よかった。


赤い電飾を振り、体全体でうねるように歌う中納。


「こんな電球振り回して、神様に怒られるわ」というジョークも交え、会場はどんどんヒートアップしていく。


3曲目付近で「くちばしにチェリー」。私立探偵濱マイクを見ていたリアル世代のぼくたちは、いやおうなしに盛り上げられる。


イントロが始まったときのあの高揚感と、リズムの波にさらわれる感覚は、今思い出しても鳥肌が立つ。


演奏終了後は、アンコールで二曲ほど追加演奏。


会場に入場制限がかけられるほど、大盛況だったエゴラッピン。


トリにふさわしい実力とエンターテイメント性で、見事にスイングしていた。


ミスチルと時間がかぶっていたが、間違いなく、こちらに来て正解。途中で帰った人はもったいないと思う。


まあ、「雨のち晴れ」は少し聞きたかったけれど。



終了後、再びメインステージへ移動。日も夕暮れ。聞こえてくる「フェイク」のBGM。


会場は、人の大洪水。人がゴミのようだ。


とても前へ進める状況ではなく、仕方ないので上の方で豆粒みたいな桜井氏を、とりあえず観測。


ぜんぜん見えないので、豚串食べて帰りました。


以上。



全体的な感想として、アーティストとアーティストの演奏時間の始まりの間隔が短すぎた気がする。


移動したら別ステージではもう始まっていたり、せわしない。それなりに客層がかぶらないように、タイムテーブルを組んでいるみたいだけれど、それでもどうしても見たいのがかぶるのが人情。



以下、私的総合順位。


1位 電気グルーヴ


2位 EGO WRAPPIN'


3位 9mm parabellum bullet



フェスではやはり観客をいかに盛り上げるか、そのグルーヴの一体感が大事だと思うので、そこを重視しての順位です。


9mmはO.Aでしたが、幕開けにふさわしい怒涛の演奏力と、これからの活躍に期待を込めて3位。見るのは三回目ですが、見るたびに成長を感じさせるバンドです。


また機会があれば、フェスに参加したいです。


今年のRSRは、出演者が見事にストライクゾーンだったので、行きたかったのですが、北海道ですからね・・。あと仕事上、盆中というのがどうにも・・。


しかし魅力的だ。


ブルーハーブまわりで、オーディオアクティブとか、DJクラッシュ。コラボしてくれそうな気配ムンムンです。


次回は要検討。