「広島の皆さんのために、雷を呼んでおきました!!」



雷鳴の終焉とともに現れた瀧は、この一言で会場を沸かす。


諸手を挙げてのレスポンス。


そして始まる「expo ヒロシマ」。ヤバスギル流れに、陶酔に近い状態に陥ってしまう。


「本来は千倍 記録的な~」広島人の眠る潜在能力を掻き出すかのような歌詞は、鳴り響く重低音に乗せて、待ち望んだ僕らの心にしみこんでくる。


そして「N.O.」から「あすなろサンシャイン」。卓球の甲高い声が空にこだまする。


「かっこいいジャンパー」あたりから、謎のダンサー二人組み登場。


瀧も合わせてダンスダンスダンス。


そしてなぜかかめはめ波のポーズ。しまいに元気玉。そして観客に向けて発射。


もうわけがわからん。


元気を瀧に分けるオーディエンス。


瀧の暴走はまだまだ止まらない。


「まだまだ。まだまだ。」というジェスチャーで腰をかがめ、観客を扇動しておいて、曲に合わせてジャンプ。


もちろん群集もジャンプ。


すさまじいアクションに、地面が揺れる。


それを数回繰り返した後、曲は徐々によりダンサブルなものにシフトしていく。


聞き覚えのあるリズム。


「フラッシュバックディスコ」の到来である。


キター!という感じではなく、あくまでも自然にスライドしていく、ニュートラルなディスコ。


そのリズムはダンスを純粋なものに昇華していく。さきほどまでの激しいアクションはナリを潜め、それぞれが、それぞれのダンスを楽しむために、まるで音楽を聞くことの楽しさを伝えているかのようである。


いつの間にか曲は「虹」へ。


雷鳴と雨が去ったあとの「虹」。


これほどまでにおあつらえむきな選曲はないだろう。


感動と祝福の福音が、人々を埋め尽くしていく。


そして最終曲へ。


オーディエンスのうち、一人をステージに誘う瀧とPA。


「来い!来い!」のジェスチャーの後、着の身着のままステージに引っ張り出される一人の若者。


リズム・マシーン?を渡し、自由に演奏させる彼ら。


まさに観客と一体になった、最高のエンターテイメントだった。


ていうかウラヤマシス。


一生の思い出でしょうね・・。


最後卓球と固い握手。英雄のように祭り上げられた彼は、観客全員に持ち上げられ、拍手を受ける。


最初から最後まで、観客を飽きさせることなく、終始エンターテイメントに尽力した電気。


雷までも味方につけ、観客と一体になった電気。


間違いなく、今年のsetstockのベストアクトでした。


あまりにもすごかったので、EGO WRAPPIN’について書けませんでした。まだちょっと続きます。



神楽殿へ続く。