日曜洋画劇場にて、アナコンダ2を鑑賞。


前作は、蛇単体の恐怖とか、しつこさ、気味悪さを徹底的に描いていたと思うのですが、今作では、それがバラけてしまったような印象でした。


蛇たちが一気に襲ってきたり、コンビネーションで攻撃してきたり、というような描写がなかったため、結局全体の恐怖感が薄れ、前作の焼き増しみたいな感じを受けました。


そのせいか、前作ほど鬼気迫るものを感じなかったし、実際に蛇そのものをじっくりと見せる描写も少なかったように思います。


前作が好きだっただけに、少し物足りなさがありましたね。


ラストのやっつけ方も、前作では破壊の中の美しさみたいなものもあったんですが、今回はそういったカタルシスを感じることなく、あっけない幕切れとなってしまいました。


反対に、人間同士の裏切りとか、駆け引き、協力プレーなどのシーンはよかったです。


案内役が、前作と正反対で「いい人」だったのも◎。


最初の生贄の人が、あまりにも死亡フラグ立ちまくりだったのには笑いましたが。



あと、この手の自然災害とか襲ってくる動物とかをテーマにした映画って、なんで最後人間たちがいつも生き残るんでしょうね。


たまには、登場人物全員死亡、自然にはやはり勝てない、というようなエンドがあってもいいような気がします。


そのほうがリアルだし、自然に対する畏敬という意味で、メッセージ性も強くなると思うのですが。


駄目ですか。