○感想
実質的な最終回を迎えたラストフレンズ。
10話あたりから、違和感を感じていたのですが、結論からいうと、すごくがっかりでした。
宗佑は当然のようにあっさり死に、なぜか突然産まれるミチルと宗佑の赤ん坊。
それを固唾を呑んで見守るルカとタケル。
がんばれ!って・・・。
で、産まれた赤ん坊に対し、パパになる!うーん。そのへんの安っぽいトレンディドラマじゃないんですから・・
三人で暮らすっていうのも、現実的に無理があるのでは。まあそれを言い出したら、警察を呼ばなかった時点で破綻しているかもしれないので、なんとも言えないですが・・。
なんか大人の都合で、無理やりに終わらせようとするあまり、感動的な場面を押し付けられているような気がして、素直に感情移入できませんでした。
あれだけ感情の微妙な機微を表現してきたドラマだっただけに、すごく残念で、落胆してしまいました。
結局心の傷を癒すために、赤ん坊に逃げた、みたいにとってしまうのは私だけでしょうか・・。
無理に終わらせるのではなく、作品全体の雰囲気は残しつつ、未解決なままでもいいので、最後までしっかりとやり遂げて欲しかったです。
視聴者に媚びるだけが、ドラマの役目ではないと思うので。
脚本と演出が、役者の演技を殺してしまっているような最終回でした。
まだ一話続くようなので、最終的な結論はそれを見てからになると思います。