新型サッチーに追われるイサコは、ヤサコ宅にその身を隠す。


自分の行動がすべて仕組まれたことだったということに、やりきれなさを感じ、イサコは泣き崩れてしまう。


そんな中、京子はイサコに、ヌルに連れて行かれてからずっと異常をきたしている電脳ペット、デンスケの治療を依頼。


イサコは、デンスケが普通の電脳ペットではなく、人の手によって改造されたものだということに気づく。


その正体を探り、治療するため、ヤサコたちはオジジの部屋へ。


むかし、電脳治療分野の医者でもあり、電脳メガネの技術者でもあったオジジは、デンスケにある秘密を隠していた。


本棚に眠る被験者番号「4423」の背表紙のカルテ。


次々に現れる電脳アイテム。


一連の行動を監視し続ける猫目兄弟。


その脇には、猫目ソウスケの弟、タケルのペットの姿が。


しかし、イサコのアクセスを嗅ぎつけた新型サッチー、2.0が天井から飛来する。


デンスケを抱えて逃げる京子。


イサコとヤサコはその後を追うが、見失ってしまう。


ホーミングされる二人。


ソウスケはやっと見つけた「コイルスノード」を消去されるのを防ぐため、電脳霧を精製し、サーチマトンの「仕事を増やす」。


追い詰められる二人。


イサコは自身と引き換えに、イマーゴを使い続け抵抗を繰り返すが、その体には限界がこようとしていた。


イサコからメタタグを受け取ったヤサコは、一か八か、体に札を貼り付ける。


吸い込まれるメタタグ。


イマーゴを有するとはいえ、暗号炉を持たないヤサコには、暗号を体に吸収することはできないはずだった・・・。





○感想



今回は、全体的に作画が粗かった気が・・・。


なんか人物がのっぺりしてる感じで、細かい部分が描ききれていない印象でした。


お話の方は、物語の核心の一部である、デンスケの秘密についての断片が見え始めましたね。


それに直結するように現れる「4423」の数字。


イサコの過去と、ヤサコの過去。


この二つの点が、4423というキーワードを介して交わるとき、全ての謎が解き明かされることでしょう。


なぜ、ヤサコが暗号炉をもたないのに、暗号を吸収することができ、暗号の連続使用ができるようになったのか、デンスケのコイルスノードとは、最初のメガネ製造社「コイルス」から続く、メガネに込められた思い、孫娘に込められた思いとは・・・。


今後の展開に目が離せません。





電脳コイル 第9巻 通常版
¥3,063
Amazon.co.jp