ミチルを殴り飛ばした現場を、ルカに目撃された宗佑だったが、ルカの父親の登場により、場がはぐらかされるところからスタート。
ミチルを自分だけのものにするために、外因をすべて排除しようとする宗佑に対し、ミチルは「奴隷じゃない」と反発する。
異常なほど膨れ上がった宗佑の嫉妬や独占欲は、ブレーキが壊れたまま加速し続け、自分や他人を傷つけることを厭わない。
マジックで塗りつぶされた卒業アルバムのルカの顔。
待ち時間に吸ったタバコの本数分、手首に押しつけた焦げ跡。
男の髪を切った罰として、自分の耳を切り落とそうとさせる。
しかし、ルカとの断絶を要求してきた宗佑に対し、ミチルは初めて強く反発する。
それは、彼のアルトラ(暴力)を暴発させるのに十分すぎる抵抗だった・・・。
このドラマは表面的なDVやトラウマ、性同一性障害などの「現代病」のみに目を向けられて語られることが多いような気がするが、本質は、傷を抱えた人間がどうやってそこから自由になるか、その成長の過程にある。
あるいは長澤まさみ主演、ジャニーズの出演ということで、タレント目当てで見る人もいるだろうが、注目すべきは、上野樹里と瑛太の痛々しいほどに悲しく、リアルな演技である。
それは水川あさみ演じるエリの底抜けな明るさを対比とし、より鮮やかに輝く。
明るい、暗いで判断するには、あまりにももったいない。
ところで、タケル飲酒運転してなかった?