今回もイサキを求めて5時出港。
前回のポイントへ行き、魚群の反応を見てアンカー打ち
しかし、アタリが無い
傍に漁船が来てイサキを狙っていたが、やはりアタリが無いのかアンカーを打ち直している。
私たちも張り直し、し。私たちも張り直し。
漸くMさんにアタリがあり小振りだが真鯛をゲット
艫では2カ月ぶりに釣りが出来ると言っていたAさんにもアタリがあり、ウマヅラをゲット
私は漁船を見ながら釣っていたが、数回張り直している。
この箇所で良しと思ったが沈黙が支配しだしたので、私たちも張り直し。すると漁船も・・・まるでアンカー打ち競争だ
それでも状況は変わらず、諦めてポイントを移動することにした。
しかし、これが放浪の航海の始まりになるとは知る由もなかった
今日は多くの船が出ており、目ぼしい箇所は船だらけ
移動を繰り返してはここでドボン、あちらでドボンとアンカーを打つが反応無し
ここで友人に出会ったので状況を聞くと「一人で70匹釣ったよ」と宣う。この人は漁師顔負けの20本針を使うので、さもあらんか
再び放浪の始まり始まり
13時になったがイサキを手中にできず、岩礁帯を西へ東へ、今度南へ北へと移動してアンカー打ちも10回を軽く超えた。
やがて帰る船が出てきたので空いたポイントへ移動し、もうこれが最後のアンカー打ちと密かに決めてた。
するとMさんの一投目に念願のかつ待望の良型イサキがヒット
しかし後が続かないと安心できない、と思っていると船中あっちこっちでヒットし始めた
ここで、一人安堵の嘆息を漏らす私。
私に一番プレッシャーを掛けていたNさんが「船長、写真は?」とイサキを手に催促してきた
するとNさん「船長、やっと和やかな表情になったね」と、早速冷やかしてきた。
それはそうだろう、釣れ始めて、私も表情筋が緩んだと自覚していた。実は胃がキリキリしていたのだ
Aさんに良型イサキがヒット
ここでAさんの天秤のバランスが悪いのに気付いた
良く見ると天秤のカゴをさげる箇所に道糸、道糸を付ける箇所にカゴが付いている
Aさん「天秤やけん、真中(天秤の)に道糸が付けばバランスがとれると」と一理あるようなないような理屈を述べる
私「まあ結果が良ければ・・・」でもハリスが道糸に絡み易いのではと思ってしまうのだった
午前中の挽回をするため粘り、帰港は17時近くになってしまった。久々の12時間の航海となった
ともあれ、海からの贈り物と笑顔に感謝