例年8月を迎えると、イカが水温が低い沖の深場へと移動するため、私の船では今回が今シーズン最後の夜焚きだ。
１７時に出港し、
１時間少々走った所でいざ勝負
今日は小潮。風が少々あるがまずはドテラで流す事にした。
しかし、風向きと潮が反対のため、仕掛けが斜めになる。やむなくパラシュートを投入
すると、船が落ち着いたとたん、ミヨシで「来たごたあ
」と声がする。
まず先陣を切ったのがMさん
釣り開始早々に釣り上げ、ポーズを決める
殆ど私との釣行に参加し、今シーズンのイカは500杯が目標との事で、その分、研究熱心で腕も確かだ。
２番バッターがFさん
Mさんとわずかなタイムラグで釣り上げた 幸先良いスタートに機嫌も上々
写真を撮る私がホッとする間もなく、今度はAさんがゲット
今の時期ではまあまあの型を上げ、ご満悦だ
この３人迄、狭い船の上に釣り具や荷物があるため、障害物をかわしながら撮影する私は慌ただしかった
ホッと落ち着き、ふと気が付けば日の入りを迎えようとしている。
いつもの事ながら、日の出、日の入りを見ていると、慌ただしかった気分も吹き飛び清々しくなる。
ホッとして私も仕掛けを作りながら、辺りが薄暗くなったところで集魚灯を点灯し夜焚き突入
ミヨシに陣取るMさんらがボツボツと数を伸ばす中、お通夜モードに入っていた艫にも漸く賑わいが生じた
ヒットしたイカを手にし、笑みがこぼれるTTさん
釣りに苦労している
のか、汗だくだ
TTさんの甥っ子が、「おいちゃんに負けられるか」と続いてヒット
夜焚きの経験が殆ど無く、苦労しながらの価値ある一杯目だ
TTさんが「船長、写真に撮って」と、良型を手にポーズ
ごめん、良型に嫉妬したした訳ではないのだが、ぶれてしまった
「釣れよるね
」と聞いても「いいや
」と取り残され、存在を忘れられつつあったTRさん。
漸くゲット。「小さかとに撮ると
」
私「今、撮っとかな」
TRさん「え～」と言いながらも、カメラを向けると笑みが零れる。
Tシャツとイカが同化して分かりづらい
TRさん「やる時はやる、これからバイ
」
・・・すると、「船長、撮って」
嫉妬した訳ではないが、これまたぶれてしまった
良型のイカを撮る時は何故か振れる
もしかしたら、私は人の釣果に嫉妬する小さな男だったのか
ところで、スタートで出遅れたTRさんだったが良い調子で追い上げ、結果的には数釣りを楽しんでいた
最初に不機嫌な顔を撮っておけば良かった
楽しい時間は瞬く間に過ぎ、日付も変わり１時30分になったところで納竿とした。
今回は、出だしが良かったので数が伸びると思ったのだが、結果は全員で200杯オーバーに留まった
足を引っ張ったのは私
今回のポイントを深場で水深も60ｍ付近、錘を60号を想定していたため、少し硬めの竿を用意していた。アタリはあるのだが、竿が固いため乗らないことが何度もあった。
結果的にいつも使っている30号のムーチングロッドを持ってくれば良かった
毎回、反省することばかり（その割に進歩が無い）でも、今回は仕掛けを忘れなかった 「エッ当たり前」
その辺は置いといて、今回も感謝、感謝