これまでの夜焚きは、全くと言えるほど振るわなかった。
今週は雨が順調に振り、特に壱岐市では警報と避難勧告が発令されるどの豪雨で、我々としては、被害が出ないことを祈るばかりだった。
しかし同時に、釣り人の悲しい性で待望の雨でイカの状況も変わるのでは?、と淡い期待を抱いてしまう。
色々考えることはさておいて、折角の週末でもあるし夜焚きを計画する。
気になるのは風で、予報では南西風が風速6~7m。
前日も陸上では同様の風が吹いていたが、沖ではベタ凪だったとのこと。
気象情報も確認し、出港を決定
メンバー5人でいざ出港
早めに出港し、まずはお土産用にアジを狙う。
アジのポイント到着後、数回撒き餌を打っていると、右舷側に陣取った若い方のNさんの竿に、「チョン、チョン」とアタリがあり、そして「グイーン」とアジが乗ってきた
最初の魚だし、ばらさないように慎重にやり取りしてダブルでヒット。
ところが、1匹は取り込んだものの、もう1匹の良型は「自然保護だ」と海面でリリース(むやみにリリースせんで良かバイ)
それでも、本日の初ゲットにニッコリ笑みがこぼれる。
他のメンバーも、俄然集中して竿を振る。
やがて、撒き餌に魚が集まってきて、ボツボツと釣れだした。
続けてHさん。
ベテランのNさんもゲット。
そしてチダイだ。
T監督も良型をゲット。
時間も経過し、全員お土産(25~40㎝オーバー)を揃えたところで、イカ、イサキ狙いに変更。
道中、夕日に目を移すと何とも言えない夕焼けだ。また、陸上の風速に反し、波高は正味1m程度だ。
ポイントに到着し、集魚灯を灯すには早いので、とりあえずイサキ狙いだ。
私は、イカが乗ってくるか心配で、事前調査のつもりでイカ仕掛けで行くことにした。
しかし、準備中にお祭りをやってしまい、思わぬ手間をとることに
この間に、他のメンバーは25~40㎝のイサキをボツボツと上げていく。
写真を撮りたいが・・・・焦る、焦る
ようやくお祭りゾーンを脱し、イカ仕掛けを投入
そうそうイカは乗らないだろうから、皆の写真を撮ろうと立ち上がろうとしたところ、
グ~ン、グ~ンと早速アタリが出た
「エッ、ホントもう来たと」
ダブルでゲットだ
思わず笑みがこぼれる。
(おまけに、写真を撮っている間に、既にイカが乗っている)
これを見て、皆イカ仕掛けに変更だ
おかげで、イサキの写真は取り損なってしまった
メンバー「タナは?」
私「今のは25mくらい。でも、日が暮れてしまったから、海底から水面までどこでも良か、好きな深さで良かバイ」
そして、次々に仕掛けが投入される。
それから、ほぼ入れ掛かりモードに突入
船中あちこちで、「ブシュー、ブシュー」とイカのスミ&水鉄砲が飛び交う。その度に、「うわあーやられた」「もう、何すると」と歓声が
皆の獲物の方は
Tさん。 良型だ。
T監督「これは小さい、クーラーの中に大きいのが・・・」
私「良か、良か」
Nさん、イカはそんなに重かったっけ
水面で必死に抵抗するイカ
Hさん「これは小さいです。」と言いながら
釣れている時に納竿の話をするのは気が引けるが、
「0時にしよう」「とりあえずの目安ね」ということに。
しかし、仕掛けを入れれば釣れるものだから中々止められない。結局、0時30分に納竿となった。
船中の釣果は、アジ(25~40㎝オーバー)30匹。イサキ(25~40㎝)20匹、イカ(同寸20~50㎝)200杯以上。
今日は久々の中漁旗といったところか
何にしても、皆クーラーいっぱいの釣果を得て、無事に帰れた。
感謝の一日となった。