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ジャパンXVvsマオリオールブラックス戦をTV観戦


ま、先週の敗戦から修正して初めてマオリオールブラックスに勝てたのは良かったです。

前の試合よりキックを上手く使って陣地を進めて行ったのが功を奏したように思います。

ただマオリは暑さでやられてましたね。ミスが多かった。普通のコンディションでやってたら結果は違っていたはず。

それでもこれまで代表レベルのチームでも勝てなかった相手に若手主体のチームで勝てたのは大きい。


今回対戦した両チームについて説明すると

マオリオールブラックスはニュージーランドの原住民であるマオリ族の血を引いている選手で構成されたチーム。ただこれがけっこう微妙で何世代か前までOKなんで、例えば過去にはダミアン・マッケンジーみたく見た目はアングロサクソン系の人も選ばれたことがある。

代表チームは毎年毎年ヨーロッパに遠征だったり定期的に編成されるのに対して、マオリはめったに海外遠征は行われずNZに来征してきたチームと対戦するために編成されることが多い。なのでたいした準備期間もなく試合を行うのだけれども、それでも過去に勝ち越しているのはオーストラリア、イングランド、南アフリカなど数チーム。もし代表チームのようにしっかり準備期間を設けて戦えばW杯でベスト8に残ってもおかしくないだけの実力はある。


一方のジャパンXVは、代表チーム同士の対戦でない場合に用いられる名称で、過去には完全に日本代表のメンバーでもジャパンXVの名称で戦うこともあった。以前はマオリ相手でも日本代表として対戦してましたが、近年は日本代表の試合のみではなかなか若手が国際試合の経験を積む機会がないので、今回のように若手や代表経験の少ない選手を試す機会としてジャパンXVを編成しています。


さて、リーグワンの各チームの新入団選手が徐々に発表されてます。

一番のビッグネームは元NZ代表のアキラ・イオアネの花園ライナーズ入団

お父さんが元リコーでプレーしていて、スーパーラグビーのブルーズの退団、日本行きが発表されたときはブラックラムズかと思いきやまさかのライナーズ。名前のアキラもリコー時代のチームメイトの門脇明さんに因んでいる。そんなアキラは日本生まれで日本代表資格があるのではとの声もあったけど、生まれたのはNZだったとのこと。


ラグビーの代表資格は、出生地、両親祖父母のうち一人の国籍、居住5年以上のうち一つ条件を満たしていればいい。

例えば現スコットランド代表で元ヤマハ発動機ジュビロでも活躍したシオネ・トゥイプロトゥという選手がいるけどもとはオーストラリアで祖父の代に移住した人なのでスコットランド代表資格を有していた。

また現在静岡ブルーレヴズで活躍するジョーンズリチャード剛選手は日本で生まれ育っているけどお父さんがウェールズ人なのでウェールズ代表の資格を持っている。今後の活躍次第ではそっちを選択する可能性もあり、そうなるとリーグワンではカテゴリーCとなりメンバー編成にも影響が出てくる。


その他ではトヨタを退団したSHの福田選手がサンゴリアスに、サンゴリアスを退団のSH斎藤選手はフランスのトゥーロンに行くとの報道

今年は日本選手の移籍も多い。これまでは出場機会を得られなかった選手が下のカテゴリーのチームに移籍することが多かったけど、今年はトップチームのバリバリレギュラーの選手の移籍も目立つ。あとは代表の松田力也選手の移籍先がまだ発表されていない。報道ではトヨタの噂だったけど先日トヨタの入団選手の発表に松田選手の名前はなかった。


来週はジョージア代表とのテストマッチ。近年力をつけてきている国なので侮れない。しかも今度は仙台で暑さも今回ほどではないはず。