日本vsイングランド | お茶の国から

日本vsイングランド

新生エディージャパンの初戦イングランド戦をTV視聴


まず前提として、日本代表は昨年のW杯の後ジェイミーHCが退任、エディージョーンズが復帰してメンバーも大幅に入れ替わり、リーグワンの決勝後に全員揃ってから2週間程度の合宿で試合に臨んでいる。

一方イングランドはW杯後に何人かは入れ替わったものの、ほぼ同じチームで春先のシックスネーションズをこなしてからの来日。


ただでさえ実力が上なのに、チームの完成度もイングランドの方が上。

なので勝つのは難しいのは試合前からわかってました。


立ち上がりはうまく攻めてましたが、ハンドリングエラーなどでトライは奪えず。結果的にここで取れなかったのが痛かったですね。

逆にイングランドはチャンスは確実にトライを取ってリードを広げて勝負アリ。

終盤に2トライ返したけど焼石に水。


17対52という結果でした。


テストマッチとはいえ、今回は勝敗よりも2027年のW杯に向けて戦力の見極め的な要素もあり、力関係的にこんなものでしょう。


まずセットプレーが安定してたのは大きい。

ラインアウトは完璧。ワーナー、ワクァの2mコンビが揃うといいですね。HOの原田君が初キャップながらスローイングが安定してよかったです。

スクラムは1番に入った我らがブルーレヴズの茂原君は相手に負けてなかった。3番に入った竹内君が何度か反則取られたけど、全般的にはうまく組めてたと思います。


アタック面ではボールを持てばそれなりに攻め込むことができ、やはり核となるスクラムハーフの斎藤君、初キャップとなった藤原君は今後に期待を持たせてくれた。

あとはコンビネーションをここから仕上げていけばトライまで持っていけるはず・・多分。


やはり問題はディフェンスですね。

イングランドは決して複雑なアタックを仕掛けてくるわけではなく、シンプルにフィジカルの強さで攻めてくるのに対してどうしても押し込まれる。

それでまいかに前で止めるか、そこは体格で劣るとはいえやらなくてはいけない部分。


ディフェンスにエネルギーを費やしてしまうと、アタックに費やすエネルギーが残ってない。前半は頑張れても後半体力が落ちてくるとやられてしまう。

このあたりのペース配分も今後の課題となるでしょう。


あとはハイボールの処理。これも身長差があるので仕方ないのだけれど、W杯でも散々狙われてきたし今後も相手は必ず狙ってくる。


と、課題は日本代表にとっては以前から変わるものではなく、エディーになってすぐに改善できるものではない。


とまあ素人の印象はこんなもんで、プロ解説者の評価として後藤翔太さんの解説をご覧ください


今回イングランドがW杯以外での対戦としては初めてキャップ対象試合として認定しました。過去に何度か代表の試合はありましたが、イングランドは日本との対戦を練習試合としかみなしていませんでした。それを正式な代表同志のゲームだとみなしてくれたことは、それだけ日本代表の世界的な地位が上がったということです。

秋にも今度はイングランドの聖地トッイッケナムで対戦が予定されている。

来週からはマオリオールブラックスがくるし、なんやかんやで代表試合が続くんでシーズンオフがないなぁ