Z計画 | お茶の国から

Z計画

映画やアニメに出てきそうな名前ですが、実際に太平洋戦争末期に立案された計画。

 

B29による空襲が激しくなるなか、島田市の大井川沿いの牛尾山に第二海軍技術廠牛尾実験所という施設があり、マイクロ波を利用した兵器の開発が進められていました。

敵機にマイクロ波を照射して機器を狂わせて撃墜させるという、なかなか荒唐無稽な計画ですが、のちにノーベル賞を受賞する湯川秀樹や朝永振一郎もこの研究に関わっていました。


もちろん、研究は成功することなく終戦を迎えることになりました。

この研究が電子レンジの発明に繋がったかは定かではないですが、軍事目的の研究開発がインターネットやGPSなど現在では幅広い分野で利用されているのも事実です。


 こちらが実験所があった場所

 数年前までは建物の基礎部分が残っていましたが、河道の拡幅工事で取り壊されてしまいました。

 

 

先日、説明板が設置されました。