岐路にたちつつ(FP人生理論46)
動物園の動物は、食べる不安は何もない。
他の動物から危害を加えられる心配も何もない。
きまった時間に、いろいろと栄養ある食べ物が与えられ、
保護されたオリのなかで、ねそべり、アクビをし、
ゆうゆうたるものである。
しかしそれで彼らは喜んでいるだろうか。
その心はわからないけれども、それでも彼らが、
身の危険にさらされながらも、果てしない原野を
駆け巡っている時の幸せを、時に心に浮かべているような
気もするのである。
お互いに、一切何の不安もなく、危険もなければ心配もなく、
したがって苦心する必要もなければ努力する必要もない、
そんな境遇に憧れることがしばしばある。
しかし果たしてその境遇から力強い生きがいが生まれるだろうか。
やはり次々と困難に直面し、右すべきか左すべきかの不安な岐路に
たちつつも、あらゆる力を傾け、命をかけてそれを切り抜けてゆく
~そこにこそ人間として一番充実した針のある生活があるともいえよう。
困難に心が弱くなったとき、こういうこともまた考えたい。
(たっちゃん@診断士&FPのコメント)
動物園の動物達は、安全でエサも決まった時間に与えられるが、
脱走事件が度々起きていると、この前、テレビでやっていました。
一見、幸せそうにみえる環境でも、
その環境の中にいる人や動物にとっては、自由がきかない環境では
逃げ出したいと思う本能があるのでしょう。
会社をやめて、独立して自由になりたい人も増えていますが、
同じことがいえます。人は、自由を求めるのです。
独立したら、安全か?
そんな保証はどこにもありません。
各々の環境を的確にとらえ、
自分にとって何が幸せなのか、しっかり考えて、計画して、
判断することが大切です。
私ども、ファイナンシャル・プランナーは、
第三者の専門家として、皆さまの人生について、
真剣に、かつ、一緒に考えさせていただきます。
ファイナンシャル・プランナーは、お金の専門家ですが、
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~人の個性・価値観を理解し、人を活かす~
松浪アドバイザリーサービス
代表 松浪 辰也
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