救済すべきは主婦年金か | SG大阪バラエティライブ                          ~FPのためのスタディ・グループ~

救済すべきは主婦年金か

おはようございます。
ちゃりんこFPですしっぽフリフリ


ふだんはセルフうどんや、コンビニのイートインで
ぼそぼそと昼食を済ませることが多い私ですが、
クライアントとの会食とか自分へのご褒美とか、
たまに、ちょっと気取ったレストランのランチをいただくこともありますナイフとフォーク


1時をまわるとグルメOLさん達は撤収し、
ふとまわりを見渡すと、年配マダムのグループの多いこと。


ああ、そういえば、
先日閣議決定した、例の「主婦の年金救済法案」について、
コノ人たちはどう思うんだろう?

と、ついチラ見をしてしまう。


「主婦の年金救済法案」とは、
第3号被保険者から第1号被保険者への切り替えを

忘れていたサラリーマンの妻を「救済」するための法案。


第3号被保険者が保険料を納めなくても

将来の基礎年金の受給資格が得られるのは、
飽くまで夫が会社員である間だけですよね。


たとえば60歳の定年を迎え夫が退職した後、

妻がまだ60歳になっていなければ、
第1号被保険者として、妻自身で国民年金保険料を納めなければなりません。


この切り替えを忘れると、妻は基礎年金を満額貰えないはずなのですが、
どういう手違いか、未納期間がありながら
既に貰いすぎている元第3号被保険者がたくさんいることが発覚むっ


毎月せっせと保険料を払っている人から見たら、
とんでもないミスであり、見過ごせない事実ですよね。


ところがどうやら政府は、
結局、もらいすぎは返さなくてもいいという救済法案を、
本国会に提出することに。



なんなんでしょうねシラー



野党やマスメディアは、
まじめに第1号被保険者に切り替えた正直者の主婦に比べ不公平、
という批判に終始しているけれど、
問題はホントにそこ?


いまどき、夫の収入だけでは足らず、
第3号の専業になりたくてもなれない主婦が増えつつある時に、
そういう働く主婦たちは、この茶番をどう思うんだろう。


一方、定年退職した夫を疎んじて、
豪華ランチやゴルフに興じるマダムたちは?


さらに言えば、これから社会にデビューする若者たちは?


第3号という枠の中の不公平でなく、
いま汗して働く人たちを失望させてばっかりの法案って、
いったい何なんでしょう?


あなたはどう思いますか?


では次回は12月16日に。
チャオ音譜