退勤時間、4時半。

そそくさと職場をあとにする。

玄関を出て、すぐ左手を見上げると

西の空が広がる。

ふぅっと深呼吸。

心が解放される瞬間。

残業せざるを得ない日もあるけど、

この美しい空が見られる大事な時間に

息の詰まる職場にいるのが

もったいなくて、

この空を見るために

頑張って仕事を終わらせて

外に出る。


もちろん天気にもよるけれど

空は、毎日毎日違った景色を

私に見せてくれ、

「あぁ、今日も絶景だ…」

と思わせてくれる。


都会は、空が狭い。

ビルとビルの谷間にいたら

ほんの少ししか空が見えない。


でもここは

北海道のほんの小さな町だけど、

日々、大らかな空に、

癒してもらえることに心から感謝。


見上げると、紛れもなく絶景。

そして、肩の力が抜けていく。


夜と朝の境目に見せる幻想的な朝焼けの空、

燦々と輝く昼間の空、

ものすごいスピードで地平線に落ちていく

真っ赤な夕空。

もちろん、吸い込まれそうな満点の星空も。


空よ、今日もありがとう。