春は山菜の季節です。


夫が「うど」を

スーパーで見かけて買って、

隣に住むばあちゃんに天ぷらと酢味噌和えにしてもらいました。


結婚して、北海道に来てすぐの頃、

夫がわらび採りに連れて行ってくれたのを

覚えてます。

なかなか楽しかったけれど、

私が虫に刺されると腫れるタチなので、

それから連れていかれなくなった…


取ってきたわらびは、

すぐ食べる他は、

塩漬けにして

お正月のお雑煮に入れています。

フキもです。


雪が解けて、4月になると夫は、

車で出かけると、

しきりに道路ばたの木をよく見ています。

たらの木の芽を探していたみたいです。

夫が自分で取りに行ったり、

知り合いからいただいたりした

たらんぼの天ぷらも好きみたいです。

うども、たらんぼも、菜の花もだけど

春の山菜はほろ苦い。不思議です。


『寒山の森から 憧れの山暮らしをしてみれば』

という本の中で田渕義雄さんというアウトドアの達人が、山菜をたくさん食べると

「冬籠りでたまった添加物や毒素を体外に出してくれるような気がする」って書いてた。

田渕さんが言うように、

山菜をはじめ旬の野菜には

人間の体を元気にするパワーがきっと

あるのでしょうね。


私もこの年になってだけれど

山菜取りいいなぁと思う。

でも、じいちゃんやばあちゃんが

「最近は熊が多いからねぇ、山菜取り怖いねぇ」

と脅してくる。

熊が怖くて山菜取りに行けないくて

人間は辛いけど、

それほど人間の近くにまで

来ざるをえない熊もかわいそう。


かつてのような、

人間との程よい関係に戻れたらいいのに、

と思います。