夫が「チカ」釣りに行くというのでついて行きました。
夫はもともと釣り好きでよく行きますが、私はチカ釣りは初めてです。
朝9時半頃、港の岸壁に着くと釣り人、ほどよくいました。釣り好きおじさま達はもちろん、女性のおひとりさまや、親子連れもいました。
天気は晴れ、時々曇り。
車のトランクから道具を取り出し、早速開始。
海の中を眺めると、小さな魚がたくさん泳いでいるのが見えます。
でも、常にたくさんいるというのではなく、いたかと思うといなくなり、また集まってきたりという感じ。
夫はほぼ何も教えてくれないので、隣のおじいさんがやっている真似をして、竿を軽く上下に動かしてみたりします。
コンクリートの地面の上には、銀や青に光る小さいものがたくさん落ちていました。
「魚のウロコだぞ」と夫。
チカの他に、サバやサンマも釣れるそう。
小さくて少しお腹がポコっとふくれている赤い魚がいて、良く釣れます。
「ガヤ」というらしい。
いらないのに、ガヤガヤ集まってくるから、ガヤというらしい。
確かにガヤガヤ無駄によくかかる。
まあ、チカもほどほど釣れます。
釣ろうと思っても釣れないし、かと言ってぼーっとしてると釣れたりして、
私には釣りはよくわかりません。
じーっと水面を見ていると、揺れる波で時々くらりとします。
でも、ほどよく香る潮のにおい。
果ての見えない海。
時折顔を出して、暖かさをくれる太陽。
日常を忘れさせてくれる、良い時間です。
気軽な気持ちで、服装も軽い感じで来てしまったせいか地味〜に寒さが増してきて、午後は私は車で待機する時間が多かった…
釣る気が萎えてしまったのを、魚も察知したのか私の竿は静かなもの。
夫はその後も地道に釣り続け、午後3時頃には
30匹くらい釣ってました。お疲れ様…
帰宅後、夫がチカをさばいて天ぷらにしてくれました。新鮮だから身が柔らかくてうまい、うまい。
チカをお店で見かけたり、こんな風に食べられるようになると、じきに「冬」到来です。