本当は「紫蘇サワー」が作りたいと思っていました。シソの葉に、砂糖と酢を入れて。
ばあちゃんに、
「裏の畑に、シソ、あるかい?」と聞いてみると、
「あるよ〜」とばあちゃん。
早速、裏の畑に一緒に行ってみました。
雑草のように、あちこちに生えているイメージだったのですが、
畑の端の方に、6、7メートルくらいの畝があり、一列にずらーっとシソが植えられていて、シソの花もたくさん咲いていました。
毎年、梅干しを漬けているばあちゃんですが、今年は梅が育つ時期に長雨で、梅の育ちが悪かったとのことで梅が手に入らず、梅干しに使おうと植えたシソが、用無しになったそう。
「いくらでも、抜いてっていいよ〜」
と、言われましたが5本ほどいただくことにしました。
抜きながらも、シソの香りがぷんぷんしていました。
「この、花の所、天ぷらにすると、オイシイのよ〜」
えっ、ここを食べるの?
とギョっとしましたが、食べてみたい!
早速家に戻り、下ごしらえ。
茎からシソの葉の、良さそうなのを選別し、
「花の下の方に、小さいシソの葉がついてるのも一緒に揚げると、なおいいよ」
とのばあちゃんの言葉を参考に、花のついた枝を少し長めにもぎとって。
「シソの花は、刺身のつまに添えてあったりするでしょ。」
と夫に言われました。
確かにどこかで見たことがあるな。
虫がいないか念入りに見て、よく洗い、水気を取って天ぷらにしました。
シソの葉の天ぷらは以前食べたことがあります。
初めてのシソの花や実の天ぷらは、花の部分はもっとプチプチするかと思ったけど、柔らかく、食べやすかった…
葉だけよりもシソの風味がつまった感じで、
味もさっぱり、夏の終わりの味わいがありました。
もちろん、シソの葉でサワーも作りましたよ。冷蔵庫で2週間ほどおいてからのお楽しみ。