【試写会】「出口のない海」 & 舞台挨拶 | ゆめかうつつか・・・・・

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茂樹くんのことがメインなの・・・たぶんね

出口のない海」の試写会に行ってきました。

映画の前に主役の市川海老蔵さん、佐々部監督の舞台挨拶がありました。
司会進行はHOMEテレビのアナウンサー(名前忘れました)

甲子園で優勝したものの肩を壊した投手という役柄の海老蔵さんに野球経験のことをインタビュー。
歌舞伎役者のチームがあるそうで、そこで少し。というお返事。ピッチャーは小学生以来だそうです
主役が海老蔵さんにというのは何が決め手になりましたか?という質問に
監督「海老蔵くん主演の“出口のない海”を撮ってくださいと言われたので、何が決め手と言われても・・・・」
それまでも割りととんちんかんな質問をしていたアナウンサー。
ここで海老蔵さんから「もう少し勉強しましょう」とキツイ一言。
この後も監督に“神風特攻”とか“大和”とか(もっとハデなのという意味だと思われる)あるのに、どうして“回天”を選ばれたんですか?の質問に
監督「原作を読んだら“回天”の話だったんです」
ほとんどアナウンサーいい加減にしろよ状態です。
時間帯が夕方のニュースの時間だったりするので、ベテランの方は来られないのは解るんですが、それならば、もっと映画のことを勉強してきてから質問したほうがいいんじゃないかと思いました。
特に今回のこの舞台挨拶は、試写会募集の時点ですでに解っていたはずです。
原作を読めとまではいいませんが、映画のチラシ、公式サイトを見るだけでも随分解ることがあるんじゃないでしょうか。
ここでこんなこと言ってても何にもならないんですけどね。
そういえば海老蔵さん、冒頭でこんなことをおっしゃってました。
「東京から始まって色んなところへ舞台挨拶に行くのですが、他所に比べると広島は戦争に対して一番身近に感じられました」
(言い回し違ったかも・・・・アナウンサーのあまりのグダグダぶりに大分記憶とんじゃってます)
監督の最後のお言葉
「皆さん、試写会タダですよね?気にいったら家族や友人知人、駅ですれ違う人に“ぜひ見て”っていってください」

了解でございますよ。戦争映画ってあまり見ませんが、これは見て損はありません。スケールのでかさはスクリーンじゃないと堪能できません。

ぜひぜひスクリーンでご覧下さい


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原作は横山秀夫氏作の同名小説です。
戦争中に秘密兵器として作られた「回天」、人間魚雷。これに乗り込む若者たちの物語。というところでしょうか。

戦争映画というのでもっと戦闘シーンとかあると思ってましたが、戦闘シーンは必要最低限って感じでした。
まぁ、潜水艦っていう時点であまりハデな戦闘シーンはありえないわけですけど。


物語は野球に青春をかけた並木青年の、現在の状況に過去の出来事が追憶という形で交互に表現されています。
当時の状況や周りの雰囲気の影響、又女性と男性で感じ方とかも違うのでしょうが、私には「とにかく敵に突っ込んで死ぬのだ」という考えは理解できませんでした。



とても切なくて泣ける映画です。夏の抜けるような青空。いろんな表情の海。
ステキな青の世界が広がっていました。
そして学校では通りいっぺんしか習わなかった第2次世界大戦、こういった側面もあったのだということが解ってよかったと思います。
内容が内容だけに試写会の会場ではご年配の方が多かったですね。