私、松本愛花は SUPER☆GiRLS を卒業します。
 
 
今年高校を卒業するにあたり、卒業後の進路を真剣に考えるようになりました。
 
コロナの影響で自粛期間にも入り
自分の未来と向き合い、将来についてより深く考える時間が増える中、
私には、ずっと心にあったもうひとつの夢があり、その夢を本格的に目指し
チャレンジしたいという思いが強くなりました。
そして、その夢に対する気持ちが確固たるものになっていき、卒業を決心しました。
 
次のステップへと進むにあたって色んな選択肢を考えました。
大好きなアイドル活動との両立も考えましたが
どちらかが中途半端になってしまう事が絶対に嫌で、
やるなら本気で目指したいし、絶対に叶えたい夢であり、
私は次の夢の世界に向かってチャレンジしていきたいと思っています。
 
この状況下での発表になってしまった事が
すごく悔しいし、ファンの皆さんのことを思うと本当に申し訳ない気持ちでいっぱいで、しっかり皆さんの前に立って発表をしたかったと言うのが本音です。
 
どうしようかと考えれば考えるほど、最初に頭に浮かんでくるのはやっぱり、私の事を応援してくださっているファンの皆さんの笑顔でした。
 
……だけど自分の叶えたい夢がある。
本当に沢山の時間をかけ、沢山話し合いを設けて頂き
真剣に葛藤して悩み、大きな勇気で次の道に進むという決断をしました。
 
私は、小さい頃から色んな事に興味があって
その中でもアイドルを見る事、応援する事がすごく好きで、
ステージを見に行く度に、アイドルに対する熱意や憧れもどんどん強くなっていきました。
そして、私が中学生になった時に、お姉ちゃんがアイドルグループに加入し、お姉ちゃんのステージを初めて見た時、本当にキラキラ輝いていて、とても可愛くて、間近でアイドル活動をするお姉ちゃんの姿を見るうちに
「羨ましい。」「自分もやりたい。」という思いが強くなりました。
 
でも、お姉ちゃんは大阪から福岡に拠点をうつし
家族の大きな負担も目の前で見ていたので
私もアイドルを目指すとなると、さらに大きな負担が家族に掛けてしまうし、
少しでも親を助けてあげたい、楽をさせてあげたい、喜んでもらいたい、という思い
で、「ずっとアイドルになりたい。」という思いは誰にも言わずに生きてきました。
 
そして、当時の自分の学力では合格するのが難しいと言われた高校に入学するために、中学3年生になってからは勉強漬けの毎日でした。
受験期間は大好きなケータイも勉強に集中するためにお母さんに預かってもらい、目指す高校に入学するため必死に勉強しました。
無事にその高校に合格して、やっと自分も親を喜ばせられる事が出来た!勉強はやればやるだけ結果として返ってくるから楽しい!と嬉しくなりました。
その高校に入学することができ、ずっと描いていた夢に一歩近づくことができました。
 

そんな中、Twitter のタイムラインをいつも通り見ていると目に止まったのは、
「SUPER☆GiRLS 超オーディション!!!!」。

私はすぐさま調べて、一般公募があることを知り、
スパガが好きでずっと憧れていたグループのひとつで
受けない、という選択肢は私には無くて。

今までアイドルに対する憧れは大きくあったものの
オーディションにはあまり興味が無かった私ですが
スパガのオーディションでは、運命かのように目が合った気がして、すごくビビッと来て、すぐに、「やりたい!参加したい!」と誰にも言わずに内緒で応募したのがアイドル人生の始まりでした。
 
SHOWROOM配信で顔と名前を世間に公開しなければならないし、秘密では絶対に出来ない事だし、これまでずっと隠してきたアイドルに対する気持ちとかスパガに入りたい!という気持ちを伝えるチャンスだと思って、
どのタイミングで家族に言おうかずっと悩んでいました。

「もし反対されたらどうしよう」
とか
「受かった後のことを考えると姉と2人分の負担をかけてしまう」
とか
今の高校にどうしても入りたくて必死に努力して
頑張って入ったのに
それを捨ててまで自分が本気で頑張れるのか。
もしくは、両立が出来るのか。
など
色々冷静に考え
でもやりたい気持ちがどうしても強くて、
まずは親にどうしたら認めて貰えて
応援して貰えるかなって自分なりに考えて
家のお手伝いを毎日頑張ったり
出来る事を徹底して
頑張っている姿を行動で見せて
アイドルになりたいという本気度を感じとってもらい、
家族にオーディションの事をだんだん受け入れて貰いました。
 
初めてのSHOWROOM配信では
300人程の方が見に来て下さり、当時は何を話していいのかもわからず、コメントも来なくて、どうすればいいのかわからず、
あたふたしていた記憶が鮮明にあります。

そして、配信を初めて3日目のSHOWROOM配信で
初めてすぐに1,000人、3,000人と一気に見てくださる方が増えて、少し怖い気持ちとすごく嬉しかったこと、今でもその時のことはこと細かく覚えていて景色も目に焼き付いているくらいです。

オーディション中のSHOWROOMイベントでは
1位を取らせて頂いたり、ファンの方が私を上に上にと押し上げてくださいました。
そして、ファンの皆さんが素の私をいつも引き出してくださるようになりました。
 
中にはすごく厳しい意見や心無い声もあり
やっぱり自分は向いてないのかな とネガティブな事を
思ってしまう事はあったけど、
やめようとは一度も思わなかったのは、
それ以上に応援してくださるファンの皆さんと出会えたこと。

自分にはない素敵な魅力がある候補者が
他に沢山居た中から、こんな愛花を選んで
応援してくださる方が居たから。

スパガに加入したいという気持ちが誰よりも大きい自信があったから、絶対に叶えたい夢だったからです。
自分の夢を応援してくださる存在に人生で初めて出会い、誰かと一緒に夢を叶えたいって初めて思えた瞬間でした。

本当に素敵な夢を沢山見させて下さいました。

スパガに加入したいという夢は、私自身の力だけでは
絶対に叶えられなかった夢だったと思うし、
本当に本当に感謝の気持ちでいっぱいで…。
本当にありがとうございます。
 
私は何の経験もない
振りの覚え方すら分からなければ
マイクを握った事も踊ったことも無くて
加入してからのはじめの毎日は不安と自分の出来なさに対する悔しさと悲しさで、どんどん自信が無くなってしまいました。
悔しくて沢山1人で泣いて、少しでも認めてもらいたくて、ただひたすら前を向いて
努力して練習して先輩方、スタッフさん、ファンの皆さんに少しでも認めてもらいたいという気持ちで毎日がむしゃらに突っ走ってきました。

ライブやステージを重ねる毎に
少しずつファンの皆さんに
ここの愛花が歌うパート良かったよ!
ダンス上手くなったね!
表情がとっても良くなった!
笑顔が好き!
楽しそうに踊る愛ちゃんに元気もらっています!
こういったお声を頂く事がどんどん増え、私は自分で自分を認めることや褒めることが苦手で、あまり好きではなかったからこそ、見てくださる皆さんからの声が自分の自信へとどんどん変わっていきました。

私は、歌が飛び抜けて上手いわけでもなければ
ダンスがピカイチなわけでもなくて
トークスキルがずば抜けているわけでもなく
なにか素晴らしい特技があるわけでもなくて…
でもアイドルというのは何が正解で何が不正解。というものは無いと思っていて、
そこにかけている想いの強さや
夢への熱望
感謝の気持ち
アイドルで居られる自分をどれだけ大切に出来るか
どれだけ好きでいられるか
だと思ってこれまで活動をして来ました。

私は約3年間の活動の中で、悔しかったこと、辛かったこと、思うようにいかない事がとても多かったです。

だけどそれ以上に私の事を支えてくれて
応援してくれて
私がステージのどこの場所に居ても
全力で名前を呼んでくれて
真剣にパフォーマンスを見てくれて
歌割りが1つでも増えると一緒になって
沢山喜んでくれて
時には一緒に悔しがってくれて
何かある度に自分の事かのように一緒に
泣いたり笑ったり
喜怒哀楽を共に過ごしてくださり
時には厳しくしてくれて、沢山褒めてくれて、
私にとってファンの皆さんは本当にかけがえのない宝物です。ありきたりな言葉のように聞こえてしまうかもしれませんが、本当に
私はファンの皆さんのお陰で沢山のことを乗り越えてこられましたし、ファンの皆さんが居なければアイドル松本愛花は生きられません。
ファンの皆さんに会って、皆さんの笑顔を見られた事が今まで生きてきた中で1番と言っていいほど、幸せを感じられる瞬間でした。
 
中学生まで、ごく普通の学生で
高校生になり、憧れていたこの世界に飛び込み
想像していたものを遥かに超えるような
学校とアイドル活動の両立で悩んだ事、
辛かったこと、悔しかったこと、一人で泣きながら沢山練習した事、甘い世界じゃないと痛感したこと
どうしていいか分からなくて、何をしたら正解なのかどうしたら報われるのか、悩んだこともあったけど、それ以上にキラキラした世界を見させて頂き、ここで成長出来たことや学べたことが沢山あります。
 
アイドルになれなかったら知ることのなかった、自分の色んな感情や一面に出会い、この先の人生でも経験出来ないような素敵な経験をさせて頂きました。
この場所で学ばせて頂いた沢山の事や大きな経験を活かして、必ず何かに繋げていきたいです。
 

卒業までの残り約4カ月も変わらず愛花らしく
ファンの皆さん、先輩方、同期、いつも支えてくださっているスタッフさんに感謝と敬意の気持ちを忘れず走り抜けたいと思います!
「スパガに愛花が入ってくれて良かった。」と1 人でも多くの方にそう思っていただけるよう、
最後の日まで全力でとびっきりの笑顔と元気と優しさと勇気をお届け出来たらな、
と思います!
そして、全力でアイドルを楽しみたいと思います!
 

アイドルを終えるその瞬間まで
SUPER☆GiRLS 松本愛花の応援を
どうぞ、よろしくお願い致します!
 

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

(。ᵕᴗᵕ。)"
 

ー 松本愛花ー