2024.06.09
「経済成長する政治を求める!」経済成長は、政治で決まる
テーマ:頼むよ日本政府!(622)
カテゴリ:政治経済
6月7日、自民党の財政政策検討本部及び緊縮財政推進本部(財政健全化推進本部)の提言が岸田内閣に提出されました。
今回の両派の提言は、特にPBに対する姿勢は「真逆」です。
足して二で割る、は、本来はできないはずでございます。
『自民の財政積極派、再建派が提言=岸田首相「両方聞き検討」
岸田文雄首相は7日、今月決定する経済財政運営の基本方針「骨太の方針」に関し、自民党の積極財政派、財政再建派からそれぞれ提言書を受け取った。両派は国と地方の基礎的財政収支(プライマリーバランス=PB)に対する立場が異なるが、首相は「両方の提言を聞きながらしっかり検討したい」と話した。
積極財政派の財政政策検討本部(本部長・西田昌司参院議員)は2025年度のPB黒字化について「固執することを断固反対する」と強調。一方、財政再建派の財政健全化推進本部(本部長・古川禎久元法相)は「PB黒字化を目指し、財政秩序の回復に向けた取り組み姿勢を示していくことが必要だ」と訴えた。
首相は西田氏に対し、PB目標に関し「マクロ経済政策に支障を与えないことが大事だ」と回答。古川氏には「金融環境も随分変わってきている中で、さまざま目配りしながら財政運営をしなければならない」と応じた。』
「両方の提言を聞きながらしっかり検討したい」
こんなことができるのか? と、思われるでしょうが、実のところ過去の自民党は、
「PB黒字化目標を掲げ、通常予算を抑制しつつ、補正予算を組み、経済崩壊を防ぐ」
ことを繰り返してきました。
本来、PB黒字化の目標がある以上、補正予算など組んではならないはずなのです。とはいえ、PB黒字化目標に基づく緊縮の影響は強烈で、結局は補正予算を組まざるを得ない。
というか、実のところ日本政府がPBを黒字化したいならば、話は簡単です。
【日本のネットの資金需要(右軸)と非金融法人企業・一般政府の資金過不足(左軸)】
http://mtdata.jp/data_91.html#SNA
図の通り、日本は88年から92年にかけ、PB(基礎的財政収支)どころか「財政収支」が黒字化していました。
バブル景気に沸き、税収が増え、政府の景気対策が不要になったためです。
無論、政府が黒字化するほど景気が良いとは、反対側で民間が資金不足(純負債増もしくは純資産減)を拡大していたという話になります。
―――――――――――――――――続く――――――――――――――――――
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