2024.03.19
「緊縮財政を転換しよう!」自由民主主義が自由民主主義を破壊する
テーマ:頼むよ日本政府!(540)
カテゴリ:政治経済
いつもは「民主主義」という言葉は使わず「民主制」と言っているけど(単なる制度だから)、今回は「民主主義」の方が適していると思います。自由民主主義とは、
「自由民主主義は善である」
という価値観です。つまりは、イデオロギーです。
自由民主主義の根幹は、「言論の自由」になります。言論は自由である。個々人は自らの考え方を自由に表明していい。その上で、議論し、最後は多数決で決着をつける。
多数決である以上、当然ながら「勝者」と「敗者」に分かれますが、敗者側は、
「自分の意見とは違うけど、同胞の多数派がそう言っているならば」
と、納得し、結果を受け入れる。そして、次の「多数決」の際に勝者となるために、言論活動をすればいいわけです。
ちなみに、わたくしは多数決の結果が「正当」だと言いたいわけではありません。とはいえ、多数決の結果は「正統」なのです。
正しいか間違っているかといえば、どっちか分かりませんが、少なくとも民主制における「手続きは満たしている」のです。それゆえに正統。
つまりは、自由民主主義の基盤は、
「多数決で敗れた際に、敗者が「まあ、仕方がないか」と納得すること」
なのです。納得できないとなれば、テロ、暴動、クーデター、革命へと至りかねない。
そして、納得するためには、「同じ国民である」という同朋意識が欠かせない。そして、その同朋意識は近代的な自由民主主義ではなく、前近代的な「文化」「伝統」「歴史」が基盤となっているというのが、ことの本質、なのですよ。
当たり前ですが、新たな人種、宗教、価値観の流入は、基盤である文化、伝統、歴史を破壊します。
現代の欧州において、新たに流入したイスラム系移民が、欧州の根源たる文化、伝統、歴史を破壊していっています。何しろ、人種や言語はもちろん、宗教までもが違うわけです。
さらに、アメリカにおいては、トランプ派(共和党系)とバイデン派(民主党系)に国民が分断され、互いに「相手は反米だ」と、ナショナリズムに基づいて攻撃する事態に至っている。
ポリティカルコレクトネスが猛威を振るい、クリスマスに「メリークリスマス」とは言わずに、「ハッピーホリデー」と言わなければならない。面倒くさいな!
反移民的な活動をすると、「極右」のレッテルを貼られる。ちょっと待て。あんたから「極右」的に見える言論活動をする自由が、私にはないのか?
というわけで、言論の自由が「意見の多様化」をもたらし、言論の自由を成立させなくなる。自由民主主義の基盤を破壊している、というのが今回の佐藤先生とのお話でした。
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記事タイトル: 自由民主主義が自由民主主義を破壊する
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