免震構造や、制振構造に用いられるダンパーで、
またしても偽装事件が発覚した。

国土交通省の見解を聞く限り、
想定以上の大きな変形が生じた際に問題となる偽装のようで、
直ちに建築物の安全性が根底から覆るものではない。

とはいえ、安心、安全を目的に、信頼して使用するものに、
偽装は許されるものではない。
しかし、このような偽装を生む背景を考えると、
(開発)現場へのプレッシャーがあると推測される。

工程、コストに対する現場への圧力は大きく、
時には担当者に、重くのしかかる。
追い詰められた開発チームが、連鎖する偽装を生んでいるとしたら、
今の社会、もっと大らかにならないものかとも思う。
もちろん、大らかにするのは、偽装についてではない。

今回は件数が大きく、出来心の域を超えていると思われるが・・・。