イキナリ暗い話題でごめんなさい。
私は元々凄くどうでも良い出来事ばかり記憶に
残る傾向があります。だからなぜ突然この話題と
突っ込まないでください(笑)
今日ふと雑用をしていると以前母と
ドナーカードの話題が出たとき母が
「どうせ死んだら焼かれちゃうだけなんだから
全部あげちゃえば~・・。」
と軽く言っているのを何故か思い出しました。
そのときは「でも本人だけの問題じゃないからね・・・。」と
ツッコミを入れただけで終わったのですが
思い出しついでに改めて考えてしまいました。
ちなみに私はドナーカードを持ってません。
ドナーカード・・・・・いわゆる臓器提供意思カードっと言うものですが
死んだ本人は死んだあと切られようが痛くないかもしれない。
火葬されるんだからあげれば良いじゃないと思うかもしれない。
私もそう思うので「あげても良いやん」と思います。個人的にはね・・・
でも、たとえば両親が持っていたとして今突然死んでしまって
ドナーカードを見せられてもきっと承諾できないと思う。
ドナーカードに承諾するってことはその人の死に納得しなくちゃ
出来ませんよね。これが80~90歳ぐらいまで生きて老衰って場合や
長い病床にあったと言うなら納得も出来ると思うのですが
健康だったのに突然逝かれたら、きっとその場で
イキナリ死に納得しろってのは無理だと思うのですよ。
少なくとも私は出来ないと思う。
切られて痛くないと言っても死んでることに納得できなくちゃ
残された家族にとっては理解できないと思います。
カードを持っているのが子供だったら
親にしてみたらもっと納得できないと思う。
子供はいくつになっても親にとっては子供だし
自分より先に逝くことに納得するのって難しいと思うのですよ。
脳死状態ですべてを提供しちゃった場合
遺体ってどうなるんだろう?
棺ってあるのかなぁ?
死に納得しないまま提供して
病院から戻った遺体が中身空っぽっだったら
余計に納得するのが難しくなりそう・・・。
通夜や葬式で遺体と過ごす時間ってのは
そういう意味でとても大切な時間な気がします。
話はぶっ飛びますが
昔、猫を飼っていたのです。
でも突然の事故死で動転して川原の土手に
その日のうちにすぐ埋めてしまいました。
お墓の場所もよく覚えていません。
ずっとずーっと長い間死に納得できないままで
何年も過ごし、とても辛かったです。
もっとちゃんと供養してあげればよかったと
今はただそれだけ悔いてます。
もう居ないことを理解するのに1年ぐらい、
死なせてしまった後悔から立ち直るのに6年ぐらい。
たかが猫、されど猫です。
で、私は「あげればいいやん」とは思うものの
それで残された人を納得させるだけの信念を持って居るわけじゃ
ないのでカードを持つ勇気がありません。
自分の軽い思いつきより家族を尊重したい・・・。
それなりに年を取ったらサインできる勇気が
もてる日が来るかもね。
ここからは個人的な伝言になりますが・・・
母ももう忘れてる話かもしれないけど
きっと母がドナーカードを持ったとしたら
追い討ちをかけるような辛さを残された人に残すことになるんだよ。
でも、「本当にこれが母の望みなんだ」と家族を納得させる
信念が持てたら是非カードにサインをしたら良いと思うよ。(・_・)
個人の意思は尊重すべきだし。
そんだけ。