しばらく前の話になる。
コンビニの上にある飲み屋で、菊田氏、海川氏、蛇次郎が飲んでいた時、蛇次郎は仕事疲れのあまり、座ったまま寝てしまった。
身体を揺さぶられても、全く起きず、両氏が担いで送ってくれようとした。
歩道橋前で、蛇次郎は意識が戻り、気恥ずかしい気持ちと酔いで、ーいい!一人で帰る!ーと叫び、歩道橋を千鳥足で登って行った。
アパートが近づいてきた時、今の自分のような足取りで帰宅の途につく西園寺先生を思い出した。
あの時、先生も送ろうとする蛇次郎の手を振り払ったっけ、と部屋で一人思い出した彼は泣くことなく、もう振り払われることもないんだ、残念だが、俺は生き恥をさらしても、人生楽しむぜ、と思うのだった。
