『恋の正しい方法は本にも設計図にも載っていない』 | エルドラド 「時をかける言魂」 『時かけ』と仲里依紗に魅せられて

エルドラド 「時をかける言魂」 『時かけ』と仲里依紗に魅せられて

ただの戯れ言?!またはエッセイのようなもの。
そしてボクは時をかける。

『恋の正しい方法は本にも設計図にも載っていない』


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【出演】
中川翔子、鈴木裕樹、金子さやか、遠藤要


【監督】
篠原哲雄




“恋に臆病なあなたに贈る切ない恋物語”




人と接するのが苦手で、本に囲まれている時がいちばん幸せという図書館司書の野田泉。


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ある日、友達の久美子が人付き合いの悪い泉を心配して合コンに誘うが……。

「辛いんですけど……激しく帰りたい……もう無理!」

みんなが盛り上がる中で、泉はひとり浮かぬ顔。

そんな泉に、自分とは正反対なラテン系で建築家の卵の米谷ネルがしつこく迫ってくる。


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その翌日から毎日図書館へと押し掛けてくるネルの強引さに、最初は困惑していた泉も「図書館を作るのが夢」と語る彼に少しずつ心を開いていくかに見えたが……。


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久美子はそんな泉を応援するものの、
「もう恋しない」
と泉。

その真意は?夢を追うネルからの言葉に泉はどう対応するのか?


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そんな時、ネルが「見せたい図書館がある」と泉を連れて行ったのは……ネルの‘秘密の場所’。


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少しずつ気持ちが近づく二人。揺れ動く泉の気持ち。


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ところが、ネルが近づいて来たのは、実は仲間内のゲームであったという事実を知り、泉は再び自分の殻に閉じこもってしまう。


泉が人を遠ざけ、恋に臆病になってしまったのにはある理由があった。

泉の秘められた過去を久美子から知らされたネルは、自分がどれほど彼女を傷つけてしまったかを知り、自分の正直な気持ちを伝えに行くが……。

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しょこたんの曲「千の言葉と二人の秘密」をモチーフに、過去の心の傷がもとで恋に臆病になった図書館司書の女性が、陽気で活動的な青年と出会い、成長していく姿を描くラブストーリー。


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元々は携帯ドラマらしく(劇場公開もされましたが)67分とコンパクトにまとめられていて、ストーリー展開も少女漫画みたいで(?)結構ベタ。

しかしさすが篠原監督、主人公の複雑な心理を見事に表現した作品に仕上げています。


ただ観ているこっちが思わず赤面しそうになるような台詞やリアクションも随所にちりばめられている。

例えば、
「蛙に似てるよ」
と泉からイラストを見せられたネルが、おどけたポーズ付きで「ケロケロ~~」
それに大ウケの泉。

あまりにも寒すぎる、痛すぎる、臭すぎる……まるで昭和のラブストーリー映画のワンシーンみたいなあせるあせる
(それとも確信犯的演出だったのかな?)

ちなみにクライマックスでも「ケロケロ~~」とやってて、ちょっとイラッときた(笑)。



恋に臆病で本の世界に逃避している女の子を演じたしょこたんは、かなりハマっている。

得意の漫画を披露したり、主題歌も担当したり、いかにもしょこたんが言いそうっぽい台詞があったり、そしてぎこちないキスシーンなど、しょこたんの魅力が存分に引き出された内容でした。


ちなみに妙なボクシングポーズを見せるシーンは、メチャメチャ変。(若干、キモいあせるあせる

‘ブルース・リー’マニアなのに、いいのか?そんなポーズで(^^;