『東京裁判』 | エルドラド 「時をかける言魂」 『時かけ』と仲里依紗に魅せられて

エルドラド 「時をかける言魂」 『時かけ』と仲里依紗に魅せられて

ただの戯れ言?!またはエッセイのようなもの。
そしてボクは時をかける。

『東京裁判』


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【ナレーター】
佐藤慶


【監督】
小林正樹




“いま明らかになる東京裁判の全貌”




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昭和23年1月22日。
ポツダム宣言に基づいて、連合軍最高司令官マッカーサー元帥が極東国際軍事裁判所条例を発布し、戦争そのものに責任のある主要戦犯を審理することにした。


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満州事変から支那事変、太平洋戦争におよぶ17年8ヵ月間、日本を支配した指導者100名以上の戦犯容疑者の中から、28名が被告に指定され、法廷は市ヶ谷の旧陸軍省参謀本部、現在の自衛隊市ヶ谷駐屯地に用意される。


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裁判官及び検事は、降伏文書に署名した9ヵ国と、インド、フィリピンの計11ヵ国代表で構成。


そして……2年に渡る東京裁判が幕を開ける!




第二次大戦後、旧陸軍省参謀本部にて行なわれた極東国際軍事裁判、いわゆる東京裁判の貴重な記録フィルム編集した、昭和史の生々しい真実を綴るドキュメンタリー。



アメリカの国防総省(ペンタゴン)が、第二次世界大戦の記録として撮影、収録し秘蔵していた東京裁判の長大な映像を、巨匠・小林正樹監督が5年をかけて編集した渾身の力作。


生々しい当時の映像をもとに、戦争責任の所在、国家と個人の関係、あるいは勝者が敗者を裁くことの限界といった様々な問題が浮き彫りにされていく。


精神障害を患っていたと言われている大川周明が、前の席にいる東條英機の頭をいきなり平手打ちし、退廷させられる有名なシーンも収められています。
(その際、東條は苦笑い)


驚いたのは、戦犯が外国で絞首刑されるくだりの一部始終が収録されていたこと。
目隠しをされ、首に縄をかけられ、足場が外れて……そしてその遺体を処理するまでを克明にカメラは追う!
これは凄すぎ。



4時間40分の非常に長い作品ですが、飽きる暇がないほどの緊迫感!

また第二次大戦の歴史も学べる貴重なフィルムの連続に目が釘付けでした。


日本人ならば一度は観ておきたいドキュメンタリーではないかと。