
【出演】
小栗旬、伴杏里、山根和馬、宮本武士、渋谷亜希 、EDDIE、遠藤雄弥、鈴木清順、津田寛治
【監督】
片嶋一貴
つまらない人生に嫌気がさし、死ぬことばかり考えていたRIKUO。
そんな彼の前に、自由奔放でストレートに生きるGASが現れた。

パワフルなスタイルのGASの魅力に惹かれ、いつしかツルむようになったRIKUOだったが……一方で一緒に住んでいたNAMIKOとの関係がうまくいかない。
彼女は‘惚れた男は必ず不幸になる伝説の女’と呼ばれている。
GASはRIKUOに、
「NAMIKOを俺にくれ」
「勝手にもってけ」
GASはNAMIKOに言い寄るが、相手にもされず……。
煮え切らないRIKUOの態度に憤慨したNAMIKOは部屋を飛び出し、RIKUOの後輩であるYAMADAのアパートに勝手に居着いてしまう。
「困るよ、RIKUO君。何とかしてよ」
「知るか」
そんな時、やりたい放題の悪事を尽くすRIKUOたちに恨みを抱く‘カーディガン・エンジェルス’との抗争が勃発し……。

“ハーケンクロイツ”。
ナチスドイツの刻印として知られているあのマーク。
まるでヒトラーのカリスマ性や独裁主義を引継いだかのように乱暴に街を牛耳る若者のスタイルを映し出した青春ドラマ。
なんとなくダルい、やる気が出ない。
生きる力の沸かない若者たちが予期せぬ方向に暴走するものの、遠回りしながら生きる意味を感じていく姿が、焦燥感とスタイリッシュな映像で描かれる。
何となく自主映画的なノリの作品でした。
お目当てはヒロイン役で出演の伴杏里。
ちょっと風変わりな女の子を軽やかに可愛く演じています。
(メイキング映像での‘素’の伴杏里も可愛い!)