仲里依紗映画祭!? 第9弾『ゼブラーマン -ゼブラシティの逆襲-』【1】 | エルドラド 「時をかける言魂」 『時かけ』と仲里依紗に魅せられて

エルドラド 「時をかける言魂」 『時かけ』と仲里依紗に魅せられて

ただの戯れ言?!またはエッセイのようなもの。
そしてボクは時をかける。

仲里依紗映画祭!? 第9弾は~先日、遂にDVDがリリースされた~~

『ゼブラーマン -ゼブラシティの逆襲-』


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【出演】
哀川翔、仲里依紗、阿部力、井上正大、田中直樹、中野英雄、六平直政、木下ほうか、マメ山田、スザンヌ、水樹奈々、前田健、生瀬勝久、ガダルカナル・タカ


【脚本】
宮藤官九郎


【監督】
三池崇史




すっかり様変わりした見慣れぬ街の路上で、市川新市はいきなり目覚める。

すると……突然鳴り響く烈しいサイレンとともに白と黒に風景が変貌!

西暦2025年、時刻はちょうどAM5:00……‘ゼブラタイム’が導入され、ゼブラクイーンの扇情的な『ゼブラクイーンのテーマ』が鳴り響く……世の中に白黒つける都市・ゼブラシティ。
‘ゼブラタイム’とは……犯罪抑制のために、朝夕の5分間だけ無条件で民間人を撃ち殺していいという‘なんでもあり’の恐怖の法律!


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‘5分だけ、5分だけ、スッキリしたいわ!’


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5分間だけ‘本能の街’と化すゼブラシティ。

いきなりゼブラポリス隊に発砲され、何が起こっているのか理解できぬまま白黒の町を逃げ惑う新市だが、最後には何発もの弾丸で胸を打ちぬかれて意識を失ってしまう。

きっかり5分、ゼブラタイム終了……とそこに、白装束の男・市場純市が現れ、新市を助けて連れ去る。


連れていかれた先は、八千代区にある‘白馬の家’。

そこは、ゼブラシティの犠牲者たちを匿い、自給自足の生活をしているコミューンだった。


彼らのリーダー・浅野晋平は、新市を見て愕然とする。
それは15年前に行方不明になった小学校の担任の先生……かつてエイリアンと戦い地球を救ったゼブラーマン・市川新市だった!

「先生!」
「先生?」

テレビからは、相原都知事の演説が流れ、
「メリハリです!」

新市は、二人からゼブラシティについて説明を受ける。

「あ、そういえば、なんか音楽が聞こえてたんだけど……」
「あぁ、ゼブラQね」
「ゼブラQ?」
「ユイ・アイハラ!ゼブラクイーン!」

チャンネルを替えるとゼブラクイーンのビデオクリップが。


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「エロいよね~とことんエロいよね!」

浅野の話を聞いても、
「なーんも覚えてねえ。気が付いたら街で寝てた」
と、新市は15年間分の記憶が全く無く……。
その傷ついた心と体を癒すため、新市はそこでリハビリ生活を開始する。


その頃、ヒットチャート40週連続NO.1のスーパーアイドル・ゼブラクイーンこと都知事の娘・相原ユイは……。

No.1の座を脅かす存在のアイドル歌手の映像を見て、
「こいつ、ウザい。こいつ、目障り」

掃除婦に変装したユイ。
「岬さんですか?歌手の。ファンなんです。サインして貰えますか?」
「はい!いいですよ!」
「ふ~ん、ホントにいいコなんだ?ムカつく」
「……?ユイちゃん?」

いきなりモップで頭を叩き割り、狂気の笑顔を浮かべながら、邪魔なライバル歌手を惨殺するユイ。


そして……追悼ステージでは神妙な表情で、
「凄い可愛くて、いいコで……一緒に頑張ろうって励ましあったりしていました。ご冥福をお祈りして、次の曲をミカさんに捧げたいと思います」


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『NAMIDA~ココロアバイテ』


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そのテレビ中継を観ている新市たち。
「エロいよね~エロいの通り越してエゲつないよね~!」
「この女が歌う度に、体が弱ってく気がする。治るもんも治んねえよ」
「じゃあDVD観る?『ゼブラーマン』」
「ゼブラーマン?」

実は市場は……TV版『ゼブラーマン』を演じていた過去が!

怪人の体をムシャムシャ食べるゼブラーマンに、
「何だよ、これ?」
「俺が脚本を書いた!自分の体を張って怪人を退治するんだよ!」
「あ……死んだ!?」


「なんで白が混じってんだよ!あたしは黒しか着ないんだよ!」
衣装が気に食わないとスタイリストをボコボコにするユイ。

「本番5分前です」
「その5分で今日も何人の人間が殺されたの?なんか興奮しない?ねえ、新実、わたしのお願い聞いてくれる?」

15年前に地球を征服しようとしたエイリアン。
それを倒したのがゼブラーマン。
エイリアンは少女に寄生。

「その逃げた女の子を見つけ出すのが、あんたの仕事。捕まえて繁殖させる」

エイリアンを探し出して、地球上で暴れさせ……それをユイ自身が倒すことで全世界に君臨するという計画である。


一方、いまだ記憶喪失の新市は、少女・すみれと出会う。

それまで心を閉ざしていたすみれが新市に触れた瞬間、化学反応が!
身体に電流が走り苦しみ出す……すると後ろ髪が逆立ち、筋肉が隆起し、ゼブラ模様が浮かび上がり、マスクで顔が覆われていく!

「俺がゼブラーマン?有り得ねえ……」


その時、車に乗っていたユイの身体にも新市と同じ異変が起こる!
「やめろーー!」


「新実、エイリアンの居場所がわかった」
「え?」
「横浜市八千代区○○町○の○の○、白馬の家」
「なんで番地まで!?」
「あいつ、生きてる」
「危険だ!関わるのはよせって言ってるだろ!」
「……パパ」
「……?」
と、いきなり相原をケラケラ笑いながら蹴りまくるユイ。


自分がゼブラーマンだと思い出した新市は、浅野と市場に……
「相原ユイは俺自身だ」
「え?ファンだったの?」
「白黒つけたい」
「???」

新市がすみれを抱きしめる……と光に覆われ、白ゼブラーマンに変身!

「白!?」
「俺は俺のやるべきことをやる!」


ゼブラタイムの街に放り出された相原。
そこにゼブラポリス隊が。
「おい!俺は都知事だぞ!」
「はい、知ってますよ」
と言うや否や、強烈なパンチ。

「どういうことだ!お前たちは俺が作ったんだぞ!」

殴る蹴る、ボコボコにされまくる相原。
最後は、ゼブラミニスカポリスにトドメを刺され!


安全地帯だった八千代区もユイの策略でゼブラシティと合併。
記者に囲まれるユイは、
「八千代区に逃げ込んだエイリアンは、わたしたちが捕獲します。ご安心ください」

そこに、
「茶番やってんじゃねえよ!」
「やっと来たな」


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ゼブラーマンとユイ、一進一退の攻防!

「貴様は俺だ」
「お前が俺なんだよ!」