
【出演】
伊藤英明、佐藤浩市、伊勢谷友介、安藤政信、堺雅人、小栗旬、田中要次、石橋貴明、木村佳乃、香取慎吾、クエンティン・タランティーノ、石橋蓮司、塩見三省、松重豊、香川照之、桃井かおり
【監督】
三池崇史
【ストーリー】
壇ノ浦の戦いから数百年、平家の落人が拓いた山あいの寒村“湯田”は、埋蔵金の噂を聞きつけ押し寄せたよそ者たちに荒らされ放題だった。
そして……平清盛の平家ギャングと源義経率いる源氏ギャングの抗争の真っ只中に、さすらいのガンマンが流れ着く。
清盛も義経も凄腕のガンマンを用心棒にしようと画策するが……。
マカロニウエスタンならぬスキヤキウエスタン、しかも全編英語という斬新な発想のこの作品。
主役のさすらいのガンマンは、『荒野の用心棒』のクリント・イーストウッド、もしくは『用心棒』の三船敏郎を彷彿とさせるキャラ。

ていうか、ガンマンが街に足を踏み入れるシーンは、まんま『用心棒』

ただその主役を完全に食っていたのが、この人!


桃井かおり演じる伝説の女ガンマン‘Bloody's Benten’。
『クィック&デッド』のシャロン・ストーンより、かっこいいガンさばき


伊勢谷の強烈な悪役ぶり、貴さんの情けない死にっぷり、香川の二重人格ダメダメ保安官、木村のエロさ……等々、個性的な登場人物も観応え満点。
そしてエンディングテーマを歌うは、なんと北島サブちゃん!
棺桶からハンドル式のバカでかいガンを取り出すシーンは……いかにもマカロニウエスタンに有りがちな描写。
三池監督の遊び心が満載の痛快作でした!
(ちなみに日本語吹替版では、タランティーノの声を三池監督が自らアフレコをしています)