仲里依紗映画祭!?第3弾『ハルフウェイ』 | エルドラド 「時をかける言魂」 『時かけ』と仲里依紗に魅せられて

エルドラド 「時をかける言魂」 『時かけ』と仲里依紗に魅せられて

ただの戯れ言?!またはエッセイのようなもの。
そしてボクは時をかける。

仲里依紗映画祭!?第3弾は~『ハルフウェイ』をこれまた久しぶりに鑑賞。


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男子には北乃きい、仲さんの美少女共演が、女子には岡田将生、溝端淳平、成宮寛貴、大沢たかおのイケメン共演が見所のひとつでもあるこの作品。


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近づいただけで倒れそうなくらい大好きな片思いの相手シュウに、突然「つきあってください」と告白され超舞い上がるヒロ。

二人は北海道の高校に通う受験を控えた3年生。

付き合い始めた二人は楽しい日々を送るのですが……。

ある日、進路の話題となり、
「大学どこ行くの?」
「あ……いや、まだ決めてないけど」
「やばくない?そろそろ決めないと」
「……だね」

地元の大学希望のヒロに対し、実は早稲田希望のシュウは、どうしてもそのことを話すことが出来ずにいて……。

ところがシュウの友人から真実を聞かされたヒロは、シュウに激しく詰め寄ります。

「大学どこに行くか決めてんだって?どこなんだよ!言えよ!」
「わせ……だ……かな?」
「早稲田?へ~早稲田ってどこにあんの?この近く?ねえ!」
「いや……その」
「わたしはどうすればいいんですか!?なに考えてんですか!?どうなんですか!?……ふざけんなよ!」

何とか誤魔化そうと慌てふためくシュウに、
「東京に行くつもりなのに、なんでコクったんだよ!?無責任なんだよ!」と責めまくる。

そして二人の間には溝が……。

シュウはヒロのために、ヒロと別れたくないがために、早稲田行きを断念し地元の大学に進路変更。

二人の仲は戻り再び平穏な毎日が訪れたものの……ヒロは思い悩む……‘本当にこれでいいんだろうか?’

そんな時、書道の先生の助言を受けヒロの心はますます揺らぎ……と、先生が突然!
「よし!お前の気持ちを書いてみろ!」
「え?」
「せっかく墨も擦ったんだし書いてみろ」
「は、はぁ」

ヒロは筆を取ると半紙にこうしたためる。

‘いかな’

「これがわたしの気持ちです!」

決心がついたヒロはシュウに早稲田進学を奨める。
そしてそれは、二人は離ればなれになることでもあった。

駅のホーム。
東京に向かうシュウを見送るヒロ。
「あ、電車来たよ」
「来たね」
「電車来た」

寂しさを押し殺し、敢えて素っ気ない態度を取る二人。
やがて電車は動き出し……。

最後、ヒロのこの言葉で物語の幕は閉じます。
「行ってほしくない!」



仲さんはメメ(目黒恵)役。出番は少ないものの、実験室(!)でのヒロとのシーンが印象に残ります。


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「親が急に結婚することになっちゃってさ~有り得なくね?自由奔放なんだよね~。でさ、わたしにいきなり大学行けって。今更だよ!大学行けるのは嬉しいんだけどさぁ」
と、屈託なく話すところがカワイイドキドキドキドキドキドキ



この作品は、台詞が超リアルです。
これは役者のアドリブを多用しているらしく、即興芝居のような……フツーに会話をしている雰囲気がドキュメント風で、それが妙に心地良く感じてしまう。
またワンカット長回しシーンも非常に多いため、よりドキュメント風な作りになっています。
(自主映画っぽい雰囲気でもある)



ちなみに意味不明のタイトル『ハルフウェイ』の由来は……。

ヒロがシュウに英単語の問題を出すシーン。
「じゃあ‘途中’は」
「途中?」
「ヒント!Hで始まってYで終わる」
「え~わかんね。なに?」
「答えは~ハルフウェイ」
「は?」
「ハルフウェイ!」
「それってさ、ハーフウェイ(halfway)じゃね?」
「え?これ、ハルフウェイじゃないの?ハーフウェイ?!」
「ハーフウェイだよ!」
「もう~ハルフウェイでいいじゃん!そっちの方が言いやすいし。これからはハルフウェイ!」