『ニホシラ』‘へー、みどりで青くなること、あるんだね?’(byハルコ先生) | エルドラド 「時をかける言魂」 『時かけ』と仲里依紗に魅せられて

エルドラド 「時をかける言魂」 『時かけ』と仲里依紗に魅せられて

ただの戯れ言?!またはエッセイのようなもの。
そしてボクは時をかける。

『日本人の知らない日本語』 -第7話-

~フラれた……すれ違う恋に涙の跡~



【あらすじ】
日本人の彼女、桃子に夢中なポールは学校に来なくなってしまう。
ハルコは桃子の本音を引き出すため、ある計画を実行し……。




本日は色についての授業。
ダウン
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「日本には色んな名前の色があります」
「なんで日本人は緑と青の違いが分からないの?」
「は?」
「緑色の信号を青信号って言う」
「あ~それはね!」
緑と青の表現について得意げに教えるハルコでしたが……。
「じゃあ、なんで太陽は赤いって言う?黄色いのに」
「え?!」



するとボブが、
「ピンク映画って何だよ?」
ダウン
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「ピンク映画?……いや……それは……桃色の映画の~感じです」
「???なんだ、それ?何が桃色?」
「えと……桃色イコール~Hな感じよ!」
「あ~~エロい映画か!アメリカじゃブルーフィルムって言うぞ。青がエロい!」
またまた授業は脱線。



とそこに……ド派手シャツを着て気取りまくりのポールが入って来て。
ダウン
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「てか何カッコつけてんの?てか遅刻だかんね。それに何?そのセンスの悪さは!」
「さてはハルコも俺に惚れたか?」
「んなワケないでしょ!後で職員室に来なさい!むかっむかっ
「もしかして告白?」
「ちっがうわよ!むかっむかっむかっむかっ



職員室でダイアナが渋谷に、
「日本人男性の好みの色を教えてください」
ダウン
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「どして?」
「お世話になってるんで‘ニクタイ’をプレゼントしたいんです」
「ニ、ニクタイを!?」
「ネクタイだろ!ニクタイじゃねえよ!」
「なぁんだ、つまんね」
「直接、その人に聞いてみたら?」
「そうします」
「あれ?なんだ?俺にじゃなかったの?」
「ホントに!勘違い男って多いわね!むかっむかっむかっ



そこにポールがやって来て、自分のモテモテぶりを自慢しまくる、しまくる!
ダウン
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「あんた彼女いんでしょ!?浮気してもいいと思ってんの!むかっむかっむかっ
「いいんだよ~浮気しても尽くしてくれるのが日本の女性でしょ?」
「あんたねぇ、あんたがモテるワケないんだからね!どこにあんのよ?モテる要素が!むかっむかっむかっ
「それは失礼ですよ」
「じゃあカトリーヌ。賭けてみる?こいつが本当にモテているのならば、寿司奢って上げるわよ~」
「いや……あの」
「今夜、あんたのバイト先に行って確かめてやるからね!むかっむかっむかっ
「よかったね~カトリーヌ先生。お寿司食べれるよ~俺、色男だから~」
と颯爽と出て行くポール。
「フンッ!あいつがモテてるワケないんだから!むかっむかっむかっ



バイト先のバーのカウンターで……。
ダウン
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ポールは本当にモテモテだった?!
納得のいかないハルコは女の子達に話を訊くと……英会話の勉強になるから……との返事。
「そういうことだったんですねぇ」
「フッ、現実なんてそんなもんよ」



ところが!
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彼女の桃子とのラブラブな様子を二人に見せ付けるポール。
「ラブラブですね……羨ましい」
「くっそ~~~!むかっむかっむかっ



そして……。
ダウン
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賭けに負けたハルコは約束を守って鹿取にお寿司を……て、ん?あれ?
(ハルコ先生、これはほとんど詐欺に近いです汗

女にうつつを抜かしてポールは学校を辞める可能性が高いと意地悪く言う鷹栖に……「まだ分からないわよ。勝負はこれからよ!」
しかし、教室にポールの姿はなく……。



ジャックの肩凝りの話から日本に住む外国人はだんだん日本人化していくという意見に生徒達は同意。
ダウン
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それを畳化と呼ぶと教えられ、
「え!?そういうの畳化って言うんだ?知らなかった」
「でも日本人は、外国人が日本人のような仕種をすると嫌がるんですよね」
「……」



その夜、ハルコはまたポールのバイト先に足を運び……なぜ学校に来ないのかと詰め寄る。
ダウン
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漁師に憧れて日本に来たポールも今は桃子のことしか眼中にない様子。
「彼氏のいないハルコにはわかんないよ」
「はあ!むかっむかっむかっ
店を追い出されたハルコは……偶然、他の外国人男といる桃子を目撃!



ハルコの目撃談を笑って聞き流し相手にしようともしないポール。
ダウン
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「あれは勘違いって言うか、ただのバカね。こうなったらあの作戦しかないわね」



ハルコの取った作戦とは?!
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生徒達を桃子に近付けさせ、その反応をポールに見せることであった。
案の定、外国人好きの桃子は誰彼構わずメロメロ状態。
ポールはショックを隠せない。
ハルコは桃子に言い放つ。
「あんたみたいに外見だけで判断するような人にね、ポールの良さなんかわかんないわよ!」



イギリスに帰ればまた桃子が振り向いてくれるかも……と懲りないポールの言葉に。
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「自分の夢とあんな女とどっちが大切なのよ?てか、あんたフラれたんだよ!」
ここで鷹栖が、
「夢は捨てた方が簡単だし楽だ。俺は夢を取って多くのモノを失った。ただし、得たモノも沢山あった」



ハルコはポールに漁師の格好をさせ……。
ダウン
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「上っ面だけで受け入れられてもダメよ。これからはあんた自身の人柄を出さないと」

鷹栖の協力もありポールは夢を追い続けることを決心!

「ありがとうございました、先生。得たモノもあったよ」
「あんたはあんたらしくね!」



翌日、ポールは……。
ダウン
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「ハルコ、俺なにもわかってなかった」
「わかればいいのよ」
「やっぱりハルコ、俺のこと好きなんだろ?」
「はぁ?」
「あんなに頑張ってくれたのは、俺が好きだからなんだろ?」
「ダメだ、こいつ……何もわかってないや」
「気持ちはありがたいんだけど、ハルコはちょっと……じゃ!」
「はああああ!?なんでわたしがフラれてる感じになってんのよ!?むかっむかっむかっ


勘違い男のポールにすらフラれてしまった(?)可哀相なハルコ先生の巻……でした焏焏焏




※今週のハルコ先生の名(迷)言!

「勘違い男って多いわね!」

ハルコ先生……男は女性に対して……直ぐに勘違いをしてしまう生き物なんですあせるあせるあせる

うんうん!

(笑)